山梨学大に敗れる/春季関東学生1部リーグ戦

2012.04.17
 リーグ戦2戦目は、昨年度優勝の山梨学大と対戦した。明大は先制したものの、逆転を許し1―4で敗戦。大学王座決定戦出場に向けて、さらに厳しい状況となってしまった。

 前半、先制したところまでは試合を支配していた。前半12分に先制点を挙げたのは、1年生の大嶋雄飛(文1=今市)。ここまではそれぞれの動き出しも早く、理想的な展開だった。しかし24分に追い付かれると、6分間で3失点。松尾賢治(商3=岐阜総合学園)は「1点取ったことで浮かれてしまった部分があった」と悔やんだ。後半も飯塚久志(文4=利根商)の好セーブや小櫻光暁主将(商4=横田)のドリブルなど随所に光るプレーはあったものの、得点には結び付かず1―4で試合終了。一度失った流れを取り戻すことはできなかった。宮田知監督は「(この試合で3度あった)PC(ペナルティーコーナー)を一つは決めたかった」と初戦に続きPCの精度を課題に挙げた。

 東農大―山梨学大の結果次第では1~4位決定戦進出もあり得るが、状況は極めて厳しい。1~4位決定戦に進むには、次戦の駿河台大戦で3点以上の差をつけて勝つことが絶対条件となる。ただこの山梨学大戦も「内容は悪くなかった」(小櫻主将)、「相手の形はつくらせなかったし、守れてはいた」(宮田監督)というように、点差ほど力の差を感じるゲームではなかった。大学王座決定戦の出場権獲得へ、まだ可能性は残されている。