未勝利で優勝ならず/日大・中大・明大三大学定期戦

2012.04.16
 各大学との交流も兼ねた今大会。各大学35人が出場し、そのうち女子を除いた30人の勝利数で勝敗を決める特別ルールだ。今年初の大会でもあり、5月に行われる関東学生選手権に向けて、収穫と課題の両方を得ることができた。

 明大の初戦は中大。まず女子は5戦4勝と上々の立ち上がりを見せる。その勢いに乗るように、男子でもルーキー永谷優樹(法1=島原)がメンを決めて勝利。一時3連敗し、流れが相手にいきかけたが辻菖太(政経2=九州学院)など若い選手が勝ち星を挙げ逆転に成功。しかし中盤に引き分けを挟み、一挙5連敗してしまう。その後、永山貴大(法4=龍谷)や足達翔太主将(政経4=九州学院)といった主力が反撃するも追い付けず。女子も含めれば勝利となったが、特別ルールにより9勝9敗と引き分けに終わった。
 続く日大戦、比佐希(商2=守谷)がメンを取り先制に成功する。しかし一度負けると止まらない。佐々木美智(商3=麗澤瑞浪)がメンを取られると引き分けを挟み2連敗。その後も3連敗をするなど思うような戦いができず、日大に敗北を喫してしまった。

 特別ルールにより1勝を挙げることができず、3位に終わってしまった明大。一度負けてしまうとなかなか悪い流れを断ち切れず「むらがある。流れをつくれなかった」(栗原崇監督)と課題が浮き彫りになった。
 しかし収穫も得ることができた。茂田大貴(政経3=九州学院)や足達主将といった主力が2戦連勝。これには栗原監督も「上々の仕上がり」と称賛した。またルーキーの本田将平(政経1=明徳義塾)といった下級生も活躍し、今後に期待が懸かる。「4年生が引っ張っている」(栗原監督)という新チームはどこまでやれるか。いよいよ来月に新体制初の公式戦が始まる。