1勝1敗でリーグ戦最初の週を終える/春季関東大学男子1部リーグ戦

2012.04.16
1勝1敗でリーグ戦最初の週を終える/春季関東大学男子1部リーグ戦
[順大戦]

 3-0のストレート勝ちで順大に圧勝し、白星スタートを切った明大バレー部。ルーキー・リベロ瀧野頼太(政経1=創造学園)を中心にレシーブで好機を広げ、杉本匠(政経2=聖隷クリストファー)、有田賢史(政経2=福岡大大濠)のサイド2年生コンビの力強いスパイクで手堅く得点。若い選手の奮闘が光り、幸先の良いスタートを切った。
 1セット目序盤に有田のスパイクやブロックが決まり連続ポイントを重ねると、勢いづいた。澤田潤主将(商4=浜松日体)、新貴裕(営3=石川県立工)ら上級生のクイックや鎌田将人(法3=城山)のブロックで試合を完全に明大ペースに持ち込み、12ポイント差をつけ圧倒。順大の追随を許さなかった。
 続く2セット目は杉本のサーブミスで先制を許すも6連続ポイントですぐに巻き返した。相手の2m超えセンター・伏見大和のスパイクにもしっかり対応し、澤田を中心にブロックで相手を仕留め、守りの光るゲームだった。
 しかし3セット目は序盤相手の高いブロックにつかまり、徐々にスパイクアウトやサーブミスが目立つように。終盤に厳しい戦いを招いてしまった。「相変わらず終盤に弱い」(大塚陸・政経3=日本航空)と、明大の弱さが露呈。激戦の1部リーグを勝ち抜くには、この課題は残してはならない。
 それでも17-17の同点から大塚、有田がスパイクにフェイントにと確実に得点し、猛攻で一気に引き離した。25-20で3セット目も譲らず勝利。リーグ初戦を白星で飾った。

 平均的に身長が低い今年のチームだが、スパイクもブロックもしっかり決め攻守に渡り安定感のあるプレーを見せた。崩れがちな終盤まで粘り強くプレーし、着実に勝ち進みたい。

[慶大戦]

 リーグ戦2日目の相手は慶大。昨年度の秋リーグで負けている試合だけにリベンジしたい明大。たが、接戦の末24-26で第1セットを落とすと、第2セットも終始押され気味で19-25で落としてしまう。前日の試合後「先にリードできるかがカギ」(英大監督)と話していたが、ここで一気に窮地に追い詰められる。「序盤は悪い明治のバレーが出てしまった」(澤田)と語ったが、第3セット開始前にチーム全員でもう一度気合を入れ直し「ミスをしても気にするな」と全員に言い聞かせて第3セットに臨んだ。すると大塚や有田、杉本が躍動。第3セットを25-17でセットカウントを1-2とした。この勢いのまま第4セットもものにしたいところであったが、セット終盤でミスを連発し逆転を許してしまい、23-25で第4セットを落としてセットカウント1-3で試合終了。2連勝とはならなかった。「悪い流れを立て直そうと思ったができなかった」(澤田)と今回の敗因を語った。

 来週は強豪・筑波大との1戦を控えるが「気持ちを切り替えて臨みたい」(英大監督)と語った。さらに来週の2戦目には王者・東海大から1セットを取った早大戦も待っている。1週目を終えて1勝1敗だが、リーグ戦はまだまだ長い。来週こそ2連勝に期待したいところだ。

◆平成24年度春季関東大学男子1部リーグ戦 日程表◆
日付 対戦大学 試合会場 結果
4・14 順大 早大戸山記念会堂 ○3-0
4・15 慶大 早大戸山記念会堂 ●1-3
4・21 筑波大 東海大湘南校舎総合体育館
4・22 早大 東海大湘南校舎総合体育館
4・28 国武大 慶大日吉記念館
5・12 国士大 慶大日吉記念館
5・13 東海大 慶大日吉記念館
5・19 中央大 日体大米本記念体育館
5・20 日体大 日体大米本記念体育館

☆Next Game☆
4月21日(土)筑波大戦 第2試合Aコート(第1試合開始時刻は14時)会場:東海大湘南校舎総合体育館
4月22日(日)早大戦 第1試合Bコート(第1試合開始時刻は11時)会場:東海大湘南校舎総合体育館

*東海大湘南校舎総合体育館へのアクセス*
小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約15分
または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車すぐ
またはJR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩約5分