ルーキー奮闘!7日間の戦い/日本選手権
7月28日に開幕するロンドン五輪の代表選考会も兼ねて行われた日本選手権。7日間という長い期間で行われ、続々と代表選手が決定した。北島康介(アクエリアス)が4大会連続で五輪出場を決めるなど、日本中を沸かせた今大会。明大からも多くの選手が出場した。
オープンウォーターでロンドン五輪出場に大手をかけている平井康翔(政経4=市立船橋)の弟で高校王者の平井彬嗣(政経1=市立船橋)は1500m自由形に出場。勢いのある泳ぎを見せ、2位で予選を通過する。決勝では徐々に前を泳ぐ選手との差を詰めていき、後半の追い上げで見事3位入賞を果たした。日本選手権という大舞台。1年生ながら堂々の結果で表彰台を飾った。
100m背泳ぎ決勝には工藤優介(政経1=桐光学園)がガッツポーズで会場の声援に応えて登場。トップスイマーたちにも負けじと付いていく力強い泳ぎを見せた。
100m背泳ぎ決勝には工藤優介(政経1=桐光学園)がガッツポーズで会場の声援に応えて登場。トップスイマーたちにも負けじと付いていく力強い泳ぎを見せた。
女子も負けてはいない。インターハイ3位の成績を持つ住吉茉莉(情コミ1=成田)は層の厚い自由形で決勝に出場した。表彰台には届かなかったものの、大学で十分に通用する泳ぎを見せた。
一方、国体2連覇でインターハイ2冠、高校記録を持つ関根理沙(営1=県立神奈川総合)は2月にケガをしたという足首が影響し本調子ではなかった様子。しかし、準決勝に進出し、最後まで泳ぎ切った。
今年の1年生勢は決勝に進出する選手が多く見られた。まさに期待のルーキーたちだ。彼らがチームの戦力になる日は遠くない。
一方、国体2連覇でインターハイ2冠、高校記録を持つ関根理沙(営1=県立神奈川総合)は2月にケガをしたという足首が影響し本調子ではなかった様子。しかし、準決勝に進出し、最後まで泳ぎ切った。
今年の1年生勢は決勝に進出する選手が多く見られた。まさに期待のルーキーたちだ。彼らがチームの戦力になる日は遠くない。
2月の短水路選手権で不調だった金子貴宏(理工4=春日部共栄)は準決勝止まり。五輪選考会を兼ねているということもあり、緊張していたと話した金子。「予選よりはかなり余裕を持って泳げた」という100m平泳ぎだったが、目標であった五輪派遣標準記録を切ることができずに終わった。予選からベストを出すと意気込んだ200mでは北島康介の隣のコース。「惑わされずに自分のレースをしようと思った」と心掛けたが、あと一歩のところで決勝進出を逃した。レース後「2種目とも散々だった」と肩を落とし、今大会を振り返った
一方、2月の大会で表彰台に上った伊与部は100m背泳ぎで決勝に進出した。予選から自己ベストを出し、好調で迎えた決勝。しかし結果は4位。あと一歩のところで表彰台入りを逃した。レース後は電光掲示板に映る自身の記録に肩を落とし、しばらく会場の天井を見つめていた。
日本選手権、そして五輪選考会。いつもとは違う緊張した雰囲気の中、目標を達成できた選手もいれば、悔しい思いをした選手もいる。思うような結果が残せなかった選手も多いが「この結果を受け止めてインカレに向けて頑張りたい」(金子)と前を向く。新年度は始まったばかりだ。これから、明大水泳部の新たな1年が始まる。
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