(6)クロスカントリー・杉沼聖平
昨季のインカレでは10kmフリーで6位、30kmクラシカルで7位と2種目で入賞を果たした杉沼。今季の目標はもちろん「昨年の成績を上回る」ことだ。
杉沼は昨年8月に明治大学130周年記念事業の1つのフィンランド合宿に参加した。現地のコーチに指導してもらい、基礎を徹底的に練習できた。日本とは異なる走り方への意識や練習メニューの組み方などを学べ、いい刺激を受けた。
これが功を奏したこともあり、シーズン序盤から好調な走りを見せた。特に12月21~23日に行われた学生チャンピオンでは得意の10kmクラシカルで2位と表彰台へと上がる。昨季の同大会での最高順位は9位。今季は大きく順位を伸ばし「大学の3年間の中で一番力が付いていると実感した」とかなりの手応えを得た。しかし、優勝を狙っていた杉沼は「タイトルをいまだに取ったことがないので優勝に対する執着心がなかった」と悔しさをにじませた。
最近は体調が万全でなくても無駄がなく動けるようになり、安定した結果を出せるようになったという杉沼。インカレについては「得意種目が多いのでプレッシャーよりも楽しみ」と語り、「個人ではポイントを必ず獲得したい」と上位を誓う。さらに今季はランナーチーフを務めているため「チームを引っ張れるような結果を出して、自分のいい成績でランナーやチームに勢いをつけたい」と今まで以上にチームに貢献したいという気持ちが強い。
今季のクロスカントリー陣の目標はリレー3位と獲得ポイント18。これを達成するために、そしてチームに貢献するために、杉沼は全力を尽くす。
◆杉沼聖平 すぎぬましょうへい 政経3 北村山高出
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