(3)アルペン・沖野省吾
アルペン部門唯一の1年生である沖野の出身校は、日大山形高。おととしのインカレで大回転10位入賞を果たした西村(政経4)は中学・高校からの先輩にあたる。「ずっとお世話になっていて、尊敬している」という先輩が大学で活躍する姿に、心を動かされたという。日大山形高時代は、西村と同じくキャプテンを経験。西村の背中を追い掛けるように明大へ進学した。
今年度は、大学で迎える1年目。アルペン部門は基本的に各自でトレーニングを行い、出場する大会もそれぞれ異なる。そのため、大学での練習はウエイトトレーニングやランニングなど1人でできるものが中心に。しかし環境が変わっても「不安はない」(沖野)と頼もしい。そして大学生として臨む初のシーズンで、しっかりと結果も残している。
今シーズンの初戦となった全日本学生アルペンチャンピオン大会(1・3~9 長野・志賀高原)では、1月7日の男子回転で3位入賞。「入賞できるとは思っていなかったので、調子はいいのかなと思う」(沖野)と手応えを感じている。シーズン前には調子の上がらない時期もあったが、シーズン初戦で成績が出たことはある程度の余裕にもつながっているだろう。持ち味は「焦ることなく、冷静に滑れること」(沖野)。選手たちが「独特の雰囲気がある」(横川・政経2)と話すインカレでも、実力を存分に発揮したいところだ。
アルペン部門の今年度の目標は、各種目(回転・大回転)での入賞。回転・大回転とも入賞は10位までだ。沖野は「初めてでインカレの雰囲気も分からないので、あまり気負うことなく臨みたい」。1月のRCCcup(1・16~18 島根・瑞穂ハイランド)で2戦連続優勝した西村に、1年次のインカレで大回転13位の髙橋(政経3)らもおり、目標達成を期待したい。
◆沖野省吾 おきのしょうご 文1 日大山形高出
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