沖本、木下4位入賞と健闘/JOCジュニア・オリンピック・カップ

2012.01.18
 ジュニア部門の世界大会への登竜門と位置付けられる今大会。本学からは荒井・沖本・守屋・木下が出場し、沖本・木下がそれぞれ4位と健闘。結局この2人の成績が部内最高となった。この結果、沖本が2月に開催されるジュニアワールドカップに出場が決定した。

リーグ戦でも活躍が期待される沖本

<1日目>

 1日目は男子フルーレ・女子エペが行われ、それぞれ沖本・木下が出場した。
沖本は全勝でエリミナシオン・ディレクト(決勝トーナメント)に駒を進めた。準々決勝では6点差をひっくり返しての勝利。勢いに乗りたかったが、準決勝の試合途中からしきりに足を気にし始める。そのまま準決勝に敗れ、3位決定戦に回っても本調子が出せず敗れた。「準々決勝途中から足がつってしまった。今日は全体的に力技というかごり押しに近かった」(沖本)と大会を振り返る。今年度沖本は1年生ながら、本学40年振りの全日本学生王座に貢献した。「まぐれと言われないように、今年は王座をもう一度獲得したい。(4月で卒業する)エースの大久さん(法4)の穴を埋めるつもりでやる」と意気込む。
 木下は「勝てた試合だった。コンディションはいつも通りだった」と3位決定戦を振り返る。最後までシーソーゲームだっただけに悔しさの残る結果となった。

<2日目>

 2日目は男子サーブル・エペが行われ、沖本・守屋・荒井が出場したが、成績は振るわなかった。守屋は予選全勝でエリミナシオン・ディレクトへ進んだが上位入賞はならなかった。「相手を動かすというより、自分ひとりだけが動いていた感じ」(守屋)と悔しい表情。また荒井もエリミナシオンに進むもベスト16の壁は厚かった。「心の弱さが出た。今年の目標は、自分が戦力になれるか分からないが、リーグ戦に出してもらえるならリーグ戦でエペを1部にしたい」(荒井)。「荒井、守屋には沖本に続いてほしい」(井原監督)という期待に沿う活躍はできなかった。

 今年度は男子フルーレ部門が40年ぶりに学生王座を獲得、さらに女子エペ部門も人数が少なく、また関東学生リーグでは2部所属にもかかわらずインカレ3位に入賞する大躍進の年だった。「長らく低迷が続いていたが、今年を黄金期にする」(井原監督)と指揮官も今年のさらなる躍進を狙う。今年のフェンシング部に期待だ。