エントリー選手インタビュー(4年生)

2011.12.30
エントリー選手インタビュー(4年生)
鎧坂主将
「世羅高も自分が来た時は古豪と言われているような高校でした。ですが卒業した今も強豪として戦っている。明治大学も入学した時に古豪と言われているので強豪にしたいと思って入部しました。3年の時は特に記録より結果を出せる選手になりたいと思って記録会よりも大会での結果を出すことを求めました。だけど記録がないと出られない大会もあって。そういった意味で五輪も記録がないと出られません。だから今年は記録も結果も両方出せる選手になろうと思いました。そうして海外で記録を狙いに行ったので、記録が出せたのはすごい自信になりました。

 A標準を突破するとは入学時は想像していなかった。入った時点で先輩方がインカレなどで高いレベルで勝負しているのを見て自分もまずこういうふうになりたいと思った。そこからさらに視野が広がっていって、日本選手権に出たらこういう人たちと上位で競えるようになりたいな、そこからまた次は世界で勝負したいと思うようになった。そういう点では順調に来れたのではないかと思います。一昨年の箱根は今までの箱根で一番緊張しました。でも箱根の中では一番楽しめてたんじゃないかなと思います。気持ちよく走れたんじゃないかなと。20km以上を一人で走るのはかなり不安だったが一人で走ることができたし、区間3位という結果でそれなりに走れたと思っている。そういうところでは自信になりました。
今年の始め、箱根後に西さんが「優勝」と言って、この一年は優勝を目指してやってきている。自分が高校から大学に入学する時の目標として三大駅伝で優勝するということが目標だったのでこれが最後のチャンスになる。最後のチャンスを出し切れればいいかなと思います。今年一年キャプテンと言われてやってますけどキャプテンらしいことはあまりやっていない。だけど結果だけは出し続けてきた。夏合宿も海外遠征でいなかったのでそういうような時でも結果だけは出してチームに活気が付けばいいと思った。全日本でシード落ちという結果になって、選手それぞれ慢心していたというか、そこからそれぞれ気持ちも変わってきて順調にきているんじゃないかなと思います。日数はありますけどその中でみんな調子を上げていければいいチームになっていくんじゃないかと思います。まだ明治は古豪と言われていますが、強豪と言われるようになってほしい。強豪になるには本当に優勝することが必要だと思いますし、今後これから明治が3位以内であったりシードを落とさないことが大事だと思います。

 (西駅伝監督について)人によって対応を変えるような人ではないです。本当に広い心を持っているなと感じますね。高校の時は決められたメニューをやるっていうのが自分の中では普通でした。他の大学でもそれはある程度あると思いますし。その中で西さんは体調がこうだからこうしたいですって言えばその自分で言ったメニューをやらせてもらえたりっていうのはあると思います。記録を出した時、「本当によかったな」と言ってもらえてうれしかったですし。自分に対してだけでなくチームの選手に悪いことをした人には強くしかるし、それ以外に生活でもやることはやる、抜く所は抜くっていう風に、分けている人だと思う。そういった意味で素晴らしい人だと思う。記録が出たのも西さんの存在は大きかったと思います。自分の体調をちゃんと言えて、それをやらせてもらえたり、その中で西さんがこうしたらいいんじゃないかってアドバイスしてくれたり。自分のやりやすい環境でできたのは大きかったと思いますね。

 (鎧坂さんにとって箱根といえば2区というイメージですか?)柏原(東洋大)が毎年区間賞出してますし逆転劇が起こっているので5区も素晴らしいと思いますが、今までの歴史の中で世界に通用するようなランナーは2区が多い印象です。だからそういった意味でも自分も2区を走りたいと思っています。2区はきつい区間だが、そこで勢いに乗せられればその後の区間が楽に走れる様になるのではないかと思う。だから去年と変わらず自分の区間からそういう勢いが付けられれば。後半の区間が楽に走れるようにそういう走りができればいいと思います。そんなに練習できている状況ではないので、しっかり走れるように頑張れればいいなという感じ。富津合宿でも距離が踏めればと思っていたが、その時はあまり腰がよくなくてあまり距離が踏めなかったので。そこからはいかに練習しようというよりいかに当日に臨めるかだと思っています。疲れを残さないことが大事なので。

 箱根では3年連続区間3位ですが、区間3位は悪い順位ではないと思うのでそれなりの結果は出ていると思います。ですがここまでずっと区間3位というのもなかなかないと思うので最後は3からもう少し伸びれるように頑張りたいかなと思います。区間賞とれればいいと思いますね。記録は狙いに行きたいとは思いますし、出雲・全日本と2区の区間記録を持っているので箱根2区で記録が出ると三大駅伝で区間記録を持つことになるので、狙えるなら狙いにいきたい。(西駅伝監督は日本人記録を出してほしいと言っていましたが)可能性としては、練習が踏めている状況ではないのでそんなに簡単にできるとは思いません。レースまでにしっかり調子をあげて、当日体が動くようであれば狙うような走りがしたいです。最後の箱根なので最後の大学駅伝となるので楽しんで走りたいです」。

細川(雅)
「箱根駅伝は小さい頃から見ていたので、憧れの舞台。大学で競技を続けようと決めてから目標に変わった。昨年、春の調子はよかったが故障してしまった。当日は付き添いをしていましたが、走れないのはやはり悔しかった。来年は絶対に走りたいと思っていた。どこを任されても、与えられた区間をしっかりと走りたい。4年間の経験があるので、堅実に安定した走りを見せたい。1年生に勢いがあるけど、4年としての走りをしたい。去年からの故障で、今年は5月に復帰した。ブランクがあったので、夏合宿もあまり調子が上がらなかった。理想の走りができなかったのが苦しかった。10月くらいから調子も上がってきて、今はいい感じ。富津合宿では、練習での走りがメンバー選考に関わるので、10番以内に走ることを目標にしていた。ポイント練習が2回あって、30kmと5km×3があった。5km×3は思っていたより走れた。夏合宿では3本目粘れなかったので。出雲、伊勢を見て走りたいと思っていた。でも、夏合宿の調子が悪かったのでしょうがないとも思っていた。箱根に絞って切り替えた。箱根では4年生としてやってきたことを出しきってお世話になった人に恩返ししたい。自分の役割を果たしたい」。

細川(勇)
「(練習量が部内一ということですが)具体的な数値はわからないが、人よりも距離は踏むようにしている。8月月間1000km。この数値は時間ではかってはじき出している。日頃は60~90分走っている。みんなより多い意識で。箱根は注目される、お世話になった先生方に自分の成長した姿を見せられる場。沿道の応援が他と比べ物にならないくらい多い。これから経験できないだろう規模の大会で、緊張感がある。20kmという距離に対してもある舞台。最上級生として復路の軸となる走りがしたい。9区を希望しています。去年一回走っているので気持ち的に楽。去年は前半で突っ込んで走れなかった。ポイントは10km手前の上りと後半の平坦。前半タイム稼いで、後半余力を残せるか、平坦で粘っていいラップで走りたい。富津は4泊の凝縮された合宿だった。練習を抜くことは考えなかった。。毎年やっているのでこれくらい走れたら大丈夫というラインを越えた。北、八木沢がしっかりこなしていたので追い風になっている。4年間の集大成として、応援していただいてる方の期待を越える走りをしていきたい」。