(12th Period)オールスター出場選手紹介 チームホワイト編

 12月4日に東伏見のダイドードリンコアイスアリーナで大学オールスターゲームが開催される。この試合に出場する選手はファン投票と選手間投票によって選出された。本学からは11人が選出された。選出された選手たちはチームホワイト・ブラックに分かれて戦う。これからチームホワイトの本学選手を紹介していきたい。
 角橋裕樹(かどはしゆうき)アイスホッケー部門主将 政経4 169cm・67kg
武修館高出身 FW #11

 昨年に2冠を果たした前長岡アイスホッケー部門主将(平23法卒)から主将の座を引き継ぎ、今季チームを率いる。その性格はいたって真面目だ。「裕樹の練習量は自主トレも含めて一番。後輩連れて練習しているからその行動の後にみんな続いていく」(髙橋皓・政経4)と自らに率先して練習に取り組んだ。そうやって部員に手本を示し、キャプテンとしての姿勢を見せチームを引っ張る。そのキャプテンシーをもって、チームはリーグ戦で強いまとまりを見せた。早大・東洋大と連敗し、チームが崩壊しなかったのも角橋部門主将の手腕あってこそ。「今年大崩れしなかったのも、角橋がいたから」(監物コーチ)と首脳陣からの信頼は厚い。しかし、リーグ戦ではまだノーゴール。チームが一番待ち望んでいるのは「キャプテン」のゴールだ。
 上川巧(かみかわたくみ)営4 167cm・70kg
白樺学園高出身  GK #55 

 層の厚い本学のGK陣の一角を担う上川。小柄な体格を高い運動能力で補うタイプのGKだ。リーグ戦で活躍が光ったのが対日体大2回戦。加藤(政経4)に代わって途中出場すると堅守を見せ、リーグ戦最終試合にして初の零封試合を演出した。
 今シーズンは後輩の伊藤に正GKの座を譲ってきたが、オールスターのファン投票では、その伊藤に100点以上の大差をつけて代表に選出された。出場機会に恵まれなかったリーグ戦の悔しさをオールスター戦の舞台でぶつける。

 牛来拓都(ごらいたくと)営3 174cm・75kg
北海高出身 FW #19 

 兄の牛来建人(平23政経卒)も明治のFWとして活躍し、兄弟そろって昨シーズンのインカレ制覇に貢献した牛来。今シーズンは毎試合第1セットで戦ってきた。センターフォワードとして前線で体を張ったプレイを見せるだけではなく、絶妙なパスとドリブルでチャンスメイクもできる万能型プレイヤーだ。これまでも20歳以下の日本代表など各世代の代表に選出されているなど、実力はリーグでもトップクラス。11月13日の法大戦では、右サイドを突破して逆転ゴールの起点となるなど、明治の“司令塔”として君臨している。
 チーム2位のポイントを稼ぎ、大車輪の働きを見せた勢いそのままに、オールスター戦でも活躍してくれるに違いない。

 山田亮太(やまだりょうた)政経3 164cm・70kg
武修館高出身 FW #28 

 明大が誇る快足ドリブラー。164cmと小柄な体格ながらも相手DF陣の間を素早い動きでかいくぐり、ゴールまで持ち込む力はリーグでも随一の力を誇る。守りから攻めへと切り替えるスピードが早く、スティックさばきもうまいため、簡単に止めることは難しい。また、常に前へと向かう意識が強く、相手に囲まれても強引に突破する力を持っている。
 リーグ戦では明大攻撃陣の柱として活躍を見せた。木谷(商4)、牛来と共に全試合1セット目で出場。ゴールを狙うのはもちろん、サイドを突破してから中へと折り返す、得意のパターンでのアシストも多く挙げ、チームの勝利に貢献する働きを見せた。チームホワイトではシーズン序盤で共にセットを組んでいた上野(政経2)と同じチーム。オールスターではチームメートとの息の合ったプレーに加え、自慢のドリブルで観客を魅了する山田から目が離せない。

 上野滉太(うえのこうた) 政経2 168cm・70kg
北海高出身 FW #40 

 北海高の先輩である牛来からも「後輩の中で一番」と全幅の信頼を置かれている上野。今季は2年生ながらチームの主力として活躍。「良い意味で自分を持っている」(牛来)と先輩にも物おじせず自分のプレイを貫き、毎試合コンスタントに得点とアシストを積み重ね、チームのポイント王に輝いた。また、個人技に走ることもなく11アシストを記録し、常に周りを見ている姿も見せつけた。中でも圧巻だったのは、今季最終戦となった10月15日の中大戦。第1ピリオド開始早々のアシストを皮切りに、3得点全てのアシストを1人で挙げ、逃げ切り勝利に貢献した。
 どんな状況でもその場に合わせたプレイができる上野なら、各大学の主力が集まるオールスター戦でも大暴れしてくれるはずだ。

 佐藤光(さとうひかる) 文2 170cm・70kg
白樺学園高出身 DF #14

 昨年から1セット目で出場を続け、今や明治の守備に欠かせない選手となった。170cmと上背は無いものの、70kgとがっちりした体格を誇る佐藤(光)。先輩のDF本野(商3)からも「コーナーの1対1だったり、相手との対人プレーとなると体も強くて負けない」と、一目置かれている。同じセットのDF奥平(政経3)との鉄壁のコンビは他大学のチームにとって脅威となっているはずだ。また、FW顔負けのシュート力も併せ持っており、ミドルレンジから思い切り良く放つシュートも魅力的。10月18日の日体大戦でも、佐藤(光)が放ったシュートから二つのゴールが生まれている。なお、20歳以下の日本代表にも選出されており、国際経験も豊富。2年生らしからぬ落ち着きを見せたプレイで、ゲームを支配してくれることに期待したい。

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◆12・4 オールスター戦:16:00~
≫会場アクセス
・ダイドードリンコアイスアリーナ
――西武新宿線「東伏見駅」駅前