手応えあり、課題ありの新人戦/関東女子学生新人戦

2011.11.27
 今年最後の大会である今大会。明大は4回戦の法大戦で代表戦の末に、敗れるという悔しい結果に。それでも各々が課題を見つけることができ、来年に期待が懸かる大会となった。

 初戦の一橋大戦から緊張を感じさせなかった。小山(国際1)がメンを2つ取り先制すると、ここから猛攻を仕掛ける。盆子原(法1)、比佐(商1)、福井(国際1)もメンを2つずつ決め、4―0と圧勝。続く群馬大戦も盆子原がメンの1本負けを喫するも、比佐が2つメンを取り逆転に成功。そのまま逃げ切り総本数で勝利し、首尾良く4回戦まで駒を進めた。
 しかし先日の男子の新人戦同様、またしても法大が立ちはだかる。「1本を決めることができなかった」(小山)というように全員が引き分けで決着はつかず、代表戦にもつれることに。明大は福井が、法大は松本が代表として選ばれた。両者は一瞬のスキも見せず、緊迫した試合展開が続く。しかし最後は福井がメンを取られ、試合終了。二十分近くに及ぶ熱戦の末、明大は4回戦敗退という結果に終わった。

 男女ともに4回戦で法大に敗れ、有終の美を飾ることはできなかった。しかし「初の大会でも思ったよりも落ち着いていけた」(盆子原)、「今日の経験はチームとしても大きいと思う」(比佐)と選手たちは手応えをつかんだ。さらに「個人個人のやるべき形は見つかった」(栗原監督)と新たに生まれた課題も見つけることができ、実のある大会となった。今大会で得られた手応えと課題、それらをこれからの稽古に生かすことで、来年こそ悲願の日本一を達成できるはずだ。

☆コメント☆

栗原監督
「良くやってくれましたが勝ちたかったです。良いところは打てていましたが、力の差がありました。少しの差でしたがそこを埋めていくようにしないと。しかし個人個人のやるべき形は見つかりました」。

小山
「1本決めることができませんでしたが、最初から最後まで集中して、1つのチームになれました。また今回は2年生が勝たないといけないという責任の重さがありました。来年は新入生も素材がいいので、負けないように地力をつけたいと思います」。

盆子原
「良い勝負ができたと思いました。初の大会でも思ったよりも落ち着いていけました。しかし課題も残ったので、これから取り組んでいきたいです」。

比佐
「(法大戦では)代表戦までもつれましたがこっちはチャレンジャーの気持ちでいきました。今日の経験はチームとしても大きいと思います。1、2年だけの大会でしたが良い試合ができたと思います。オフの間は技術面をしっかりやっていきたいです」。

福井
「代表戦に出してもらったので、悔いの残る試合になりました。力の差を感じました。しっかり基本に戻ってやっていきたいです」。

佐々木(商2)
「最後に引き分けてしまい、代表戦まで持ち込んでしまったのは悔しいです。(これからは)一本を取るための稽古をしたいです。一本にし切れないところを練習していきたいです」。

村田(法2)
「アップで良い感じで戦えるようにしましたが、出しきれず難しかったです。(チームについて)自分たちで盛り上がれてチームワークが良かったです。これからは小さなことでも地道にやっていきたいと思います。来年は先輩から少しでも吸収し、剣道的にも精神的にも成長していきたいです」。

中西(国際2)
「1人1人が全力を尽くして力試しができたと思います。チームの雰囲気は明るく、すごく良かったです。個人としては力が同じでも、打ち切れないと勝てないと思いました。来年までに基本からやり直したいと思います」