上川主将1回戦敗退で復活ならず/講道館杯全日本体重別選手権

2011.11.17
 日本国内におけるビッグタイトルのひとつである講道館杯。明大からは3選手が出場するも、吉井の2回戦敗退が最高成績と入賞者を出すことなく惨敗を喫した。

<1日目>
 初日は重量級の4階級が行われ、本学からは81㎏級に吉井、100㎏超級に上川主将と2名が出場した。
まさかの結果だった。上川主将は今年度、実力にふさわしい結果を残しておらず復活が掛かった本大会。初戦の相手は同じ学生の岩尾(国士大)。誰もが勝利を確信していた。しかし残り時間1分、払腰で技ありを取られその直後にも払腰で技ありを取られてしまい、まさかの一本負けという結果に終わった。

今年度のインカレで準優勝し講道館杯への出場権を得た吉井。1回戦は試合時間5分を使い切るも優勢勝ちで2回戦に駒を進める。2回戦の相手は昨年度グランドスラム東京で準優勝した高松(桐蔭学園高教)。格上を相手に吉井は序盤から左右に動き回り技をしかける。そして、指導を2回取り、有効を奪う。このまま勝ち切るかと思われたがラスト1分に大股で技ありを奪われてしまい、優勢負けで敗退する。吉井の敗退によって1日目出場全選手が敗退となった。

<2日目>
 2日目は軽量級の3階級が行われ、本学からは73㎏級に六郷が出場した。海老沼(商4)、三枝(商4)はそれぞれ故障で欠場した。

 本学から唯一軽量級に出場した六郷。有力な4年生が不在の中緊張した面持ちで試合を迎える。開始早々、六郷は細かく動いて積極的に仕掛けるが技がかけきれない。逆に相手は六郷の隙を狙い的確に技をかけてくる。残り2分には有効をとられ、さらに1分ほど組み合う中で一本を取られた。1回戦の壁を超えることは去年に続きできなかった。

 今大会本学は思わしい成果を上げることができなかった。それぞれあぶり出された課題を、どう克服していくか。また今大会欠場した海老沼は12月9日から行われるグランドスラムに出場する。団体戦でも堅実な強さを見せた海老沼が今回はどんな戦いを見せてくれるかに注目だ。