国士大に勝利もブロック2位でリーグ戦を終える/関東学生1部リーグ戦

 ここまで5勝1敗。13日に行われる日大フェニックス対早大ビッグベアーズの試合結果如何によっては優勝の可能性は残されているものの、それは明大グリフィンズが国士大ライナセロスに勝利することが大前提である。そのような意味でも負けられない戦いとなった今節、勝ちはしたものの「いらないミスも多かった」(高橋(輝)主将・法4)と、リーグ戦最終節にして後味の良くない試合となってしまった。 
 
 ライナセロスのキックオフで始まった1クォーター。相手の必死のディフェンスを前にして攻めあぐねたグリフィンズはファールを連発するも、この日スターターとしてプレーしたQB#2杉浦(文3)がパスプレーを中心に攻撃を展開する。すると6分35秒にはWR#1鈴木(謙・法3)をターゲットに26ヤードのTDパスに成功。少し手間取るも、ここは幸先よく先制点を手にした。さらに続く9分53秒には2ndダウン10の状況からRB#25 小形(政経2)が抜け出し独走。なんと83ヤードものTDランを決め、グリフィンズが一気に14―0と突き放す。
 2クォーター最初のシリーズ、DB#21高橋(和・政経4)がパスターゲットにぴったりとついて相手選手をマークするもじわじわとゴールラインへと近づいていったライナセロスは残り19ヤードのところでFGを選択。これをあっさりと決め3点を献上してしまう。それでもその直後のグリフィンズは、自陣9ヤードから25ヤード地点まで一気にゲインしたRB#31川上(商4)をはじめ、RB#33高松(政経3)、QB#2杉浦らのオフェンス陣が奮闘。面白いように次々とファーストダウンを奪い、最後はまたもQB#2杉浦からWR#1鈴木(謙)への47ヤードのパスが通りTD。TFP(トライフォーポイント)と合わせて7点を追加した。続くライナセロスのシリーズでは、この日何度も脅かされたQB#3小峰(国士大)のランをLB#5柳(営1)がタックルで阻止。LB#5柳はこのとき大きくガッツポーズを作り、笑顔を見せた。
 3クォーター、追加点がほしいグリフィンズはライナセロスの攻撃を早々に終わらせると、得意のラン攻撃で仕掛ける。しかしRB#31川上のTDランなどで7点を奪うと、その後またもライナセロスのFGが決まりこの時点で28―6。4クォーターは得点が動かず、そのまま試合は終了した。

 13日にフェニックスがビッグベアーズに勝利したため、その時点でフェニックスのブロック優勝が決定。今年のグリフィンズの戦いはここで終わってしまった。しかし4年生には年明けに開催されるカレッジボウルが、下級生には次のシーズンがすぐそこに待っている。昨シーズン敗北を喫したビッグベアーズに勝利した時に上級生が見せたうれし涙、その勝利に対する思いは確実に下級生にも受け継がれる。RB#33高松、WR#1鈴木(謙)などが最上級生となる来季、グリフィンズがどのような戦いぶりを見せてくれるのかに期待したい。

☆今日のコメント☆ ※取材は試合後のものです
岩崎監督
「内容がとにかくひどい試合だった。反則もインターセプトも多かった。ただ勝てればよいという試合だった。レギュラー外の選手を積極的に出すつもりだったので、レギュラーのモチベーションが下がっていたのは仕方ない。予想以上に国士大がしぶとかった。こちらのランプレーも止めていたし、攻守にスピードがあった。課題が出たのは1つの収穫。とにもかくにも一段落ついた。今年はディフェンスで流れをつくる1つの勝ちパターンがあった。それがあるのはとても強みになる。あとは4年生がチームを昨年よりもうまくまとめていた。来年はオフェンスをもう少し強化できれば良い。廣瀬(文1)はかなり成長したし、杉浦もまだまだ伸びしろがある。他力本願ではないが、明日決まらないことには先のことは何も考えられない。もちろん今日のような試合をしていては慶大が来ようと中大が来ようと負けてしまう。そのことは本人たちが一番分かっているはず」。

DL#9 高橋(輝)主将
「今日は一年やってきたものを出し切ろうとして臨んだ。やろうとする気持ちはあったが、できた部分とできなかった部分があったと思う。そういう面では国士大の気持ちのほうが強かったと思う。いらないミスも多かった。リーグ戦の中盤で一回修正して、その時は(取り組んだ)結果は出たが今日はオフェンス・ディフェンス共にミスが多くて駄目だった。国士大に奪われたのが6点ということで一発でドカンとやられたわけでなく、またTDを許さなかったのはよかったが、コツコツと出されてしまった形だった。今日の結果でこの一年間の取り組みが甘いものだったとわかったが、まだ次があると思うので信じてやっていきたい。日大と早大の結果次第だがこのままでは終われないという気持ちが強い。全勝で優勝することが目標だったが、日大に負けて自分の、というより4年生の甘さが出た。(自力で)次に行けるかもしれなかっただけに悔しい。日体大戦でもやり切れなかった部分もあったが、まだ終わったわけではないのでしっかり反省して、そしてその反省をチームに叩き込んでいきたい。(日大対早大の結果待ちだが)後悔なんて自分の人生にはない。やりきった過程で後悔しても成長しないので。それなら後悔ではなく反省をしっかりやっていく。フットボールは自分の人生の一部。日々反省して、人として成長するしかない」。