石川、2年振りの出場も10位に終わる/NHK杯国際競技大会
2年前にも出場したNHK杯。浅田真央(中京大)や鈴木明子(邦和スポーツランド)といったトップレベルの選手が世界各国から参加する今大会。前回は代理の出場であったが、今年は違う。国際大会に出場し技術に磨きをかけ、今年10月に行われたオンドレイ・ネペラ杯では2位入賞。こういった実績もあり、地元枠からの出場選手として選出された。「選んでもらえた人にしか出られない試合。それだけに懸ける思いは強い」と大会前に語った。結果はSP(ショートプログラム)10位、FS(フリースケーティング)10位、総合10位と奮わなかったものの、堂々たる演技だった。
1番滑走ということもあり、注目のSP。「自分の良さが出せず悔しい」と思い描いた演技ができなかった。演技が始まると、最初のジャンプに注目が集まる。3回転―3回転のコンビネーションジャンプが決まり、観客席が沸く。しかし、これは回転不足であった。これには「演技冒頭のトリプルトーループ+トリプルトーループは降りてみて、回転が足りないなと分かって、他の部分で取らなければと思った」と言うように、演技中にも冷静に判断していた。その後、演技中盤のジャンプが回転不足になってしまう。ジャンプ以外では大きなミスはなかったものの、得意のジャンプでミスが目立つという課題の残る演技となった。
1番滑走ということもあり、注目のSP。「自分の良さが出せず悔しい」と思い描いた演技ができなかった。演技が始まると、最初のジャンプに注目が集まる。3回転―3回転のコンビネーションジャンプが決まり、観客席が沸く。しかし、これは回転不足であった。これには「演技冒頭のトリプルトーループ+トリプルトーループは降りてみて、回転が足りないなと分かって、他の部分で取らなければと思った」と言うように、演技中にも冷静に判断していた。その後、演技中盤のジャンプが回転不足になってしまう。ジャンプ以外では大きなミスはなかったものの、得意のジャンプでミスが目立つという課題の残る演技となった。
思わず苦笑いがこぼれた。石川のFS終了後、どこか納得がいかないのか笑顔を見ることはできなかったが、沸き上がる会場からの拍手に笑顔で応えてみせた。東日本インカレでは直前のケガによって演じ切れなかったプログラムを、NHK杯という大舞台では演じ切ったのだ。そんな石川のFS、最初の3回転のコンビネーションジャンプ、判定では回転不足とされたが、勢いに乗って演技を進めていく。しかし、演技後半になると、ジャンプでのミスが目立ってしまい、ステップではいつもの動きが見られなかった。演技後は「昨日のSPのこともあって、頑張らなくてはという思いから今日はすごい緊張して、後半は体力的にきつかったです」と試合を振り返った。
“自分の実力”でつかみ取ったNHK杯。結果はともあれ、NHK杯の舞台から得たものは大きい。今後は全日本、インカレと大きな大会が残っている。この2つの大舞台での活躍に注目が集まる。
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