2回戦敗退も手応えあり/全日本選手権

2011.11.11
 敗北するも確かな手応えをつかんだ。学生だけではなく、プロの選手も集う全日本選手権。本学からは小野が2年連続となる出場。1回戦でプロの一藤木貴大(たちかわジュニアテニスアカデミー)に勝利するも2回戦の守屋宏紀(北日本物産)に敗北。しかし小野は「手応えはあった」とレベルの高い選手と対戦することでより一歩前進した様子を見せた。

 1回戦を勝ち抜き迎えた第2戦。相手はJTAランキング5位の実力者である守屋。それでも小野は「自分の力を確かめる1戦にしたい」と臆することなく試合に臨んだ。
 その言葉通り、序盤は両者キープを続けるなど互角の戦いを見せる。しかし第7ゲームに試合が動いた。フォルトを連発し、思うようなサーブが打てなくなってしまう。そのスキを突かれブレークを許してしまい、そのまま3-6で第1セットを落としてしまった。続く第2セットもサービスエースを決められるなど相手のペースを崩すことができない。結局2-5でストレート負けを喫し、2回戦で姿を消すことになった。

 「ストロークの質が全然違かった。相手の方が上で弱点がなかった」。しかしそれでも「去年は初戦負けをしたので、今年は勝てて良かった。精神的に成長したと思う」と満足気。「(来年までに)セカンドサーブの時に得点をもっと取れるようにしたい」と克服すべき課題も見えてきた。この貴重な機会を生かし、来年さらなる飛躍を遂げた小野の姿が見られるはずだ。

☆試合後のコメント☆
小野
「去年は初戦負けしたので、今年は(初戦に)勝てて良かったです。去年はファーストセットを取られ、セカンドセットでは気持ちが切れていました。今年はファーストセットを取られた後でも気持ちが切れずにフルセットで勝てました。精神的に成長したと思います。(プロは)ストロークの質が違い、相手の方が上で弱点がなかったです。しかし手応えはありました。こういう人と戦えることが大切ですし、もっと勝てるようにしたいですね。来年までに全部のショットの精度を高め、セカンドサーブの時にもっと得点を取れるようにしたいです」