4年生最後の大会も有終の美を飾ることはできず/全日本学生大会
1年の締めくくりとなる全日本学生大会。全国の学生拳士たちが日ごろの鍛錬の成果を披露するために日本武道館に集まる。4年生は大学生活最後の大会として4年間の集大成を見せる機会だ。9月の関東学生大会で結果を残せなかった拳士、それから約1ヶ月でそれぞれの課題を修正して全国の舞台に臨んだ。
今回の大会テーマは創始者の生誕100周年、そして東日本大震災からの新たなスタートということも含め「新」となった。
男女二段以上の部では見事、新井・高橋(育)が1位に輝く。この部門は最もレベルが高く全国から強者が集まる。そんな中で「審判1人90点以上の合計270点以上の点数を取りたい」という新井の言葉も決して無理なものに思えないほどの堂々たる演武を披露。そして決勝では90点を2人から出し、圧倒的な実力を見せつけ1位を獲得する。関東学生大会でも1位を取っている組であり周囲の期待に応え、昨年に引き続き全国の舞台で2連覇を果たし、その実力を十分に発揮する結果となった。
今回の大会テーマは創始者の生誕100周年、そして東日本大震災からの新たなスタートということも含め「新」となった。
男女二段以上の部では見事、新井・高橋(育)が1位に輝く。この部門は最もレベルが高く全国から強者が集まる。そんな中で「審判1人90点以上の合計270点以上の点数を取りたい」という新井の言葉も決して無理なものに思えないほどの堂々たる演武を披露。そして決勝では90点を2人から出し、圧倒的な実力を見せつけ1位を獲得する。関東学生大会でも1位を取っている組であり周囲の期待に応え、昨年に引き続き全国の舞台で2連覇を果たし、その実力を十分に発揮する結果となった。
さらに、「新」戦力である1年生の台頭が光る。関東学生大会で2位を取った長谷川・丸山組が全国の舞台に登場した。この2人は少林寺拳法を大学から始めた一般入部組。それながら男女段外の部で2位という好成績を残す。大会前は「とにかく予選突破が目標」(長谷川)と言っていたがその演武は堂々としたものだった。また、スポーツ推薦組である清水・村越組は男子初段の部で同じく2位。本学の少林寺拳法部の特徴である、一般入部組とスポーツ推薦組が互いに切磋琢磨しているということがよくわかる結果となった。
三人掛けでは須々木主将・川島・玉村組が5位に入賞。今大会の本学の組の中では唯一の4年生同士の組であった。それだけに結果には出せなかったものの息の合った演武を披露する。4年間の集大成を後輩に、そして全国の拳士へ見せつけた。
4年生は事前取材において口々に、「体育会である限り結果を求められるが、同時に人を作るということも忘れない」と話していた。今回の大会で4年生の学生少林寺拳法は終わりを告げた。最後の大会の結果としては満足できないものだったかもしれない。しかし、これまでの日々の鍛錬で培ってきたものは結果だけとはまた異なった財産となるにちがいない。
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