起死回生の連続3Pシュート!中大に逆転勝利!/関東大学リーグ戦入替戦

 決死の逆転劇で1部残留への希望をつないだ。2部2位の中大と3戦を戦い、1部の座を争う入替戦。昨日敗北した明大にとって崖っぷちで迎えた第2戦だった。第1クォーターこそリードしていたがそれ以降は中大にリードを許す苦しい展開に。しかし第4クォーターで佐藤(卓)主将(法4)が連続で3Pシュートを決める。逆転、そして突き放すことに成功した明大はそのリードを守り勝利。中大に1勝1敗と入替戦の行方は第3戦に持ち越された。

 スタメンは佐藤(卓)主将、田村(政経4)、加藤(法3)、中東(文1)、皆川(営1)。

 先制点こそ中大に許すも、その後は中盤まで5点に抑えこむなどディフェンスがさえた。終盤に小野(中大)にバスケットカウントを、佐藤に3Pシュートを決められるものの26―17と明大がリード。中大に思うような攻撃をさせなかった。

しかし第2クォーターで雲行きが怪しくなる。中盤に中大のゾーンディフェンスにより明大はなかなか得点することができない。その間に小野、佐藤を中心に中大が猛攻を仕掛ける。そして残り約10秒のところで入戸野(中大)にレイアップシュートを決められ37―38と逆転を許してしまった。

 何とか食らいつこうと皆川や田村が得点を重ねていく。しかし中大のオフェンスの要である小野が次々とボールをリングに沈めていく。一時8点差となりたまらず明大はタイムアウトを取る。しかしその後も佐藤(卓)主将の3Pシュートなどで追従するものの、50―54と中大リードは変わらなかった。

 そんな嫌な流れを主将自ら、振り払った。残り7分40秒、1点を追う中、佐藤(卓)主将が連続3Pシュートを決め土壇場で逆転。その後中大はファウルゲームに持ち込むが明大はフリースローを落ち着いて決め勝負を決めた。79―71で勝利し入替戦の決着は明日に持ち越された。

 試合後佐藤(卓)主将は「勝ちにいきます」と語気を強めた。第3戦で勝たなくては2部降格――それだけに一瞬の気の緩みも許されない。中大にとってもそれは同じだ。第3戦は「絶対に負けられない」という双方の思いがぶつかり合う1戦となる。

☆試合後のコメント☆
佐藤(卓)主将
「チーム全体がこの1試合で出し切ろうと思っていました。それが結果として良かったです。(第4クォーターの連続3Pシュートについて)たまたまです。でも、それが結果的に良かったですね。(第3戦は)勝ちにいきます!」。