初戦ものにできず…/関東大学リーグ戦入替戦

 意地と意地のぶつかり合い――。約2カ月間に及んだリーグ戦を終え、7日から入替戦が始まった。4勝14敗の9位に沈んだ明治は1部残留を懸け、2部2位の中大と対戦。2戦先勝方式なだけに、初戦をものにし「残留」へ王手をかけたいところだ。
 
 佐藤(中大)の3Pシュートで始まった、第1クォーター。いきなりの先制パンチで出鼻をくじかれた明治だが、すかさず反撃に出る。開始1分14秒、田村(政経4)がドライブで仕掛けると、タフショットをものにし、バスケットカウントを獲得。これを難なく決めて同点に追い付く。さらに佐藤(卓)主将(法4)の3Pシュートと、決定的なラストパスに加藤(法3)が合わせて8―3と抜け出す。その後も皆川(営1)のゴール下での奮闘もあり、インサイドを中心に着実に得点を重ねていく明治。一方の中大も、お返しと言わんばかりにアウトサイドを攻め立て、22―21で第2クォーターへ。

 わずかなリードを保って迎えた第2クォーター。だがあっさりと中大に連続得点を許し、22―26と試合をひっくり返されてしまう。嫌な流れを振り払いたい明治は、三富(営3)の左コーナーからのシュートで食らい付くが、ターンオーバーなどミスも目立ち始め、苦しい時間帯を強いられた。終了間際に中東(文1)がブザービーターを決めるも、30―38と8点ビハインドで前半を終える。

 第3クォーター。開始約2分半の時点で、田村のフリースロー2本とドライブの連続得点で4点差まで迫る。しかしここからの1点が遠い明治。点を取っては取り返され、思うように点差を縮めることができない。残り3分を切ったところで、流田(中大)にアリウープを決められるなど、勢いに乗る中大が44―54とリードしたまま最終クォーターへ。

 第4クォーター。追いかけるしかない明治は、土井(政経1)の得点で幸先良くスタートするも、試合全体を通して好調だった中大のアウトサイドに手を焼いた。渡邉(中大)に3連続3Pシュートを許すなど、点差を詰めるどころか、逆にその差を開けられてしまう。最後は皆川のリバウンドショットなどで一矢報いるも、65―85で敗れた。

※8日に行われた第2戦では、明治が勝利し、通算成績を1勝1敗にしました。