インカレ団体は13位に終わる/全国学生選手権

2011.11.08
 大会1日目は個人戦が行われた。団体戦のメンバーで、主力の田中、池尻、武藤はそれぞれ予選1勝止まり。小山は予選2回戦で、優勝した正代(東農大)の突き押しに敗れた。優秀32選手決勝トーナメントに進むことはできず、個人戦は低調に終わった。

 大会2日目は団体戦。予選1回戦の立命大戦は、2―2で迎えた大将戦で武藤主将が物言いのついた際どい一番を落とし、流れを失ってしまった。予選2回戦の日体大には力の差を見せつけられ1―4。小山が唯一白星を挙げたものの、流れを変えるまでには至らず。予選3回戦の関西学大戦は先鋒・田中が「もっと相手を考えて勝負しないと」(小川総監督)と体格ではこちらが勝っていたが、足を取られ、あっけなく敗れた。そのまま悪い流れを断ち切れず、1―4で敗退。小川総監督は「勝負に対する甘さが出た」と指摘した。この結果0勝4点に終わり、優秀8校決勝トーナメントに進むことはできなかった。初戦で勢いづいた立命大が3勝10点で決勝トーナメントに進んだのとは対照的な結果になってしまった。
 また、予選3回戦が終了した時点で明大と駒大が東日本の8番目で並んだため、来春の全日本大学選抜宇和島大会・全国大学選抜宇佐大会への出場権をかけて、順位決定戦が行われた。この対戦は3―1で勝利し、両大会の出場権は明大が手にした。

 このインカレで、今シーズンの戦いは終了。1、2年生中心のチームで戦ってきた1年に「下級生として思い切り相撲をとれたのは次につながる」と2年次から試合に出場してきた武藤主将。今年は東日本学生選手権で1部残留という結果も残した。来年は1部残留はもちろん、上位を脅かす存在になりたいところだ。

~試合後のコメント~
小川総監督
「勝負に対する気持ちが足りなかった。勝負に対する甘さが出た。若いチームだからやり直し。しこ、腕立て、てっぽう、すり足、とにかく基本を徹底して、体の力を付けること。あとは各自が自覚を持たないと厳しい。池尻、田中はうちのチームでは主力だけど、学生相撲では上位の存在ではない。もっとチーム内で上に追い抜いていく存在が出てこないと駄目。自分が中心になって引っ張っていくんだという意識が必要。1、2年生が主力で来年につながる部分はある。団体戦の小山、濁川はよくやった。いまの3年生の奮起に期待したい。ケガをしないでけいこを積むこと。チームを支えてきた武藤にはご苦労さんと言いたい」。

武藤主将
「チームとして一つも勝てなかったのは後輩に申し訳ない。いま主力の2年生が来年は上級生になる。上級生になったら勝たなきゃいけない。下級生として思い切り相撲をとれたのは次につながるはず。試合に出ていないメンバーも出ているメンバーと力は変わらない。いま3年生はなかなか試合に出ていないけど、春から試合に出て頑張ってほしい。4年生は自分以外はサポートばかりだったけど、練習も休まずにやってくれた。本当に感謝している。来年からはもっと強くなって、ベスト4、優勝を目指せるように頑張ってほしい」。