細谷と中村(彩)が入賞の活躍/関東学生新人個人選手権大会

2011.11.08
 春に入部した1年生の大半にとって初めての学連主催の大会が開催された。「緊張したけど楽しかった」という声が多く聞かれる中で、入賞の活躍を見せたのは共に経験者の部でエントリーした細谷と中村(彩)。細谷は夏の個人選手権に2~4年生に混じって出場した経験を、中村(彩)はそれに加えて1年生ながら春のリーグ戦に出場した経験を見せつける結果となった。

 「(大会の)初日や2日目で同期が成長していたので、それが今日の自分のモチベーションにつながったというのも好調の理由」(細谷)や「同期がたくさんいて心強かった」(西川)のコメントにはアーチェリー部1年生の結束の強さが表れているともいえる。これからまだまだ点数が伸びることだろう。今大会で自分の射に納得がいかなかったとしても、同期、または先輩たちと競い合ったり励まし合ったりしながら各々の掲げた目標に向かって突き進んで行くことに期待したい。

[関根里穂]

☆試合後のコメント☆
池田
「スコア面では自己新が出せたのでよかった。試合途中から途中からいい感覚で射れたと思う。先輩から「スコアは見るな」と言われていたので試合中は点数を気にせず楽しんで射ることを心掛けた。見ると狙いこんでしまうので(笑)。フォームだけを意識して試合に臨んだので、緊張はあまりしなかった。(高校時代の部活は)バドミントン。大学では新しいことをやりたくてアーチェリーを始めた。今後の課題は力みを無くすことと押し手のぐらつきを直すこと。また、試合の無い期間が続くのでポンドアップにも取り組みたい」。

上村
「今大会では、点数を追うことよりも、のびのびとやって雰囲気に慣れることを第一に考えた。技術的には弓を引いてから射るまでの時間が反省点。緊張で体が固まってしまい、射形が安定しなかった。自分自身は2年生から入ったが、部内では1年生として行動するので同期の1年生に気を遣わせていた部分があったと思うが、お互い大分慣れてきたと思う。(今後の抱負は)最近弓を替えたので、まずはそれに慣れていきたい」。

大石
「結果には納得していないが、みんなと試合に出れてよかった。最初は緊張したが、だんだんと楽しくやれるようになった。試合は緊張感もあるし、当たると嬉しいから楽しい。高校時代はバスケットをやっていた。でも持久力に自信がなくて、アーチェリーなら自分のペースで射てるからやってみようと思った。金田主将(政経3)、中村先輩(和・理工2)の射形や集中力、お茶目な性格を尊敬している。今後の目標としては、インカレで上手な人たちと競い合うこと」。

太田
「いつもは騒いでるけど、今日は各々が静かで落ち着いて射てた。自己ベストが出て良かった。最初は緊張したけどいい感じの緊張で、しっかり射っていこうと思ったら案外当たった。(高校の時は)水泳をやっていた。(大学でアーチェリーを始めた理由は)明治の水泳部には一般入部枠がなく、一回練習に参加してみたがついていけなかったので諦めた。でも何かに打ち込みたくて、大学から始めても周りとの差があまりない競技はなにかと考えたときにアーチェリー部に入ろうと思った。この部は練習や合宿の時以外は体育会って感じがしなくて、先輩方も優しくていい。(尊敬する先輩は)金田主将、中村(和)先輩、柏木先輩(理工2)。とくに中村(和)先輩は、(入部当初)未経験だったのに金田主将の点数より上を行っていたりして、自分もそのように頑張ろうと思う。目標はリーグ戦に出ること」。

河原
「緊張はしなかった。応援がなくて淡々としていたので体が堅いままでいつもの調子が出なかった。今まででワーストの結果だった。自分としては、楽しんだ上で一射に集中してやりたい。勝ち負けもあるが、その前に楽しむことが一番。そういう点では明治のスタイルは合っていると思う。(高校のときは)ラグビー部の部長をやっていた。でも前十字靭帯を断絶したり左肩を壊したりして、足を使う競技が出来なくなってしまった。そこで、自分にもできるスポーツはなにか、また1つのことに打ち込めるところはどこかと考えたときに体育会アーチェリー部に入部しようと思った。目標は、留学や海外でのインターンなどをしながらアーチェリーも頑張ること。インカレなどにも出たい」。

近藤
「スコア自体はよくなかったが、今大会ではフォーム固めに集中した。今回の試合でフォームは固まってきたがまだ点数には表れない。試合自体は定期戦の1年生戦に出させてもらえたので緊張はあまりしなかった。(高校時代の部活は)剣道。共通点は緊張すると動きが小さくなってしまうところ。今後の目標はリーグ戦でレギュラーメンバー入りすること」。

佐山
「緊張感や集中力の面で自分に負けてしまった。試合には何回か出ているが、今回も緊張感が出て納得のいかない射になってしまった。練習通り射れるように頑張りたい」。


「30mの目標だった300点に(3点)及ばず悔しい。ただ、試合中はリラックスして射れた。周りの点数とかはあまり気にしていない。自分の点も見ないでやっていた。アーチェリーは中学の時から趣味程度に触れていた。今後の目標としてはもっと良い点を取って優勝争いできるレベルに達したい」。

中澤
「普段通りの射ができた。周りもみんな未経験で同じ土俵だ、と思えたので、気負わず試合に臨めたと思う。30mではいい点がとれたが、50mが微妙だった。また、後半バテてしまったのが反省点。フォームは安定してきたので今後は上を目指していきたい。新人戦が終わり、次からは先輩方と混じってやることになるので負けないようしたい」。

細谷
「50メートルでの調子が良かった。今までで一番のスコアだと思う。でもまだまだ射形などの部分で課題が多い。(大会の)初日や2日目で同期が成長していたので、それが今日の自分のモチベーションにつながったというのも好調の理由だと思う。高校のときもアーチェリーをやっていて、このような大会も初めてではないがやっぱり緊張はする。でも自分は(アーチェリーを)やっている時間が長いから同期を引っ張っていきたい。部の雰囲気は明るくて先輩方も仲良くしてくれる。いい意味で体育会ではないみたい。(尊敬する先輩は)金田主将や深澤先輩(文2)にはアーチェリーのことでよく相談しているし、試合でも頼りにしている。これからの目標は、インカレを目指すことともっといい点数を出すこと。充実したアーチェリー生活を送りたい」。

丸子
「前半の50mで雰囲気に圧されてしまった。そういう時に気持ちをどう持っていくかが今後の課題になってくる。大学に入って部員数が多く刺激を受けたが、それを試合で生かせず悔しい。まだまだ練習不足が否めないので、練習を重ね自信を持って射ができるようにしたい」。

宮木
「初めての公式戦で緊張して思うような結果が出なかった。目標は30メートルで300点以上を出すことだったが、これは達成できた。(高校のときは)弓道をやっていた。本質的にはアーチェリーと同じなのかもしれないが、弓の引きかたが違う。しかし精神的な部分は役立ってるものが多い。アーチェリー部は自主性というものが大事で、自分に負けないようにやっていく、という感じ。目標は(高得点を出したときにもらえる)バッヂを狙って1200~1300点を公式戦で出すこと」。

横尾
「最初は緊張したけど、慣れてからはそういうのもなくなった。点数が低くて、練習不足だなと思った。ただ、下がっているというわけではなくて試合のたびに(自己ベストを)更新しているからいいと思う。射形がまだ定まってないから、練習を通して安定した形を見つけていきたい。高校時代はテニスをやっていた。アーチェリー部に入部した理由は、年をとってもできるスポーツだから。(アーチェリー部は)雰囲気も良く、先輩方も優しい。上下関係はしっかりしているが体育会という感じもせず、気さくな先輩が多いと思う。だから先輩方の試合の応援も楽しんでできる。目標は、まずは実力を伸ばして個人よりもチームに貢献できるようになりたい。また、リーグ戦に出たい」。

中村(彩)
「最近試合が続いていたが、今回はいい射ができたと思う。夏休みから練習してきて、納得できる射ができた。技術的には押しの時も引きの時もまっすぐ伸ばせるようにしたい。今後の抱負としては、部の中で常に戦力となって、来春のリーグ戦で王座出場を果たしたい。メンバー入りは最低条件。今季は(12月の)インドアにも出場する予定。高校時代はインドアを苦手としていたので克服したい」。

西川
「途中で点が悪くなると気分が落ち込んでズルズルといってしまっていたのを今回は持ちこたえることができた。同期がたくさんいて心強かったので緊張はそこまでなかった。夏まではひたすら練習をしていてアーチェリーの楽しさが見いだせていなかったが、その段階を越えて楽しく射れるようになった。(高校時代は)陸上の短距離をやっていた。個人競技で集中力を必要とするところが共通点だと思う。今後はどんどん距離を伸ばして練習していきたい」。

松田
「すごく緊張した。盛り上げたりとかする応援がなくて、淡々としていたから緊張したのだと思う。(どうしてアーチェリーをやろうと思ったのか)自分で自分の点数を出すしかなくて、相手がどうの、というのがないから。(高校のときは)英語系の部活をやっていた。(アーチェリー部の)先輩は全員尊敬している。励ましてくれたりアドバイスをくれたりするから、もう本当にお兄ちゃんやお姉ちゃんと呼びたいくらい。(目標は)みんなの足を引っ張らないように、一生懸命やる。リーグ戦に出るとかよりも、まずは自分が満足できるようにしたい」。

松坂
「天候が良くて風が弱くてアーチェリー日和だった。射場の印象は(明大の射場である)八幡山と比べて広くて気持ちよかった。試合では深澤先輩が来てくれて心強かったし、考えすぎずに射ることができた。まだまだ満足はできないが、3~4試合目の今大会で初めてしっかり射れたと思う。夏休みは留学であまり練習できなかったので、合宿は自分にとってはハードだった。高校時代はアンサンブルでクラシックギターをやっていた。(今後の抱負は)50mが今回初めてで思うようにいかなかったので、まずは50mを頑張りたい」。

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