気持ち入らず駿河台大に惨敗/関東学生秋季1部リーグ戦
序盤に足が動いていたのは明大だった。駿河台大ボールで始まった試合。そのパスをカットすると、いきなり敵陣のシューティングサークルにまで詰め寄った。得点にはつながらなかったが、相手の意表を突くことはできた。さらに前半6分には松尾(政経2)がセンターラインからドリブルで大きく駆け上がるとPCを獲得。それを毛利(法2)のアシストを受けた岡崎(理工1)がゴール。幸先よく先制点をものにする。守りにおいても、ゲーム開始以降しばらくはカウンターで自陣ががら空きになるようなことなかった。ところが前半23分、敵のスクープを捕球しようとした際にそれをこぼし、ブラインドに落ちたところでパスがつながる。そこから駿河台大に点を与えると、明大はたちまちに崩れ始めた。「チームとしては機能していなかった」(吉仲主将・法4)とパスミスが目立ち、5分後にカウンターを読み損ないまたしても失点。このまま前半は1-2で折り返すものと思われた。しかし終了間際、駿河台大にPCを許し1-3。苦戦を強いられたまま後半へ突入する。
いち早く切り替えを計りたい明大。開始から右サイドでテンポよくパスをつなぎ、松尾が中央でシュート。これは大きく反れて外れる。そこからカウンターを受け、またもPCを与えてしまう。これを堅実に防ぐも後半4分、シュートをはじいたこぼれ球を奪われ失点を重ねる。1-4と窮地に立たされ、厳しい状況。失点直後に2度のチャンスがあったものの、いずれも寸前で防がれた。「組織で攻めるのに一つになっていない」(小池コーチ)ことでさらに遠ざかるゴール。ボールを奪って前進を試みるもインターセプトされ、なかなか敵陣でキープすることが叶わない。そして後半32分、最後にPCのチャンスを獲得し、食い下がりたい明治であった。しかしこれもゴールに収まることはなく、快音の響かないまま試合終了となった。
日付 | 対戦相手 | 開始時間 | 場所 | スコア |
---|---|---|---|---|
9・11 | 東農大 | 13:00~ | 駿河台大グラウンド | △1-1 |
9・18 | 山梨学大 | 14:45~ | 法大多摩グラウンド | ●0-2 |
10・15 | 学習院大 | 14:45~ | 慶大日吉グラウンド | ○6-0 |
11・6 | 駿河台大 | 10:45~ | 慶大日吉グラウンド | ●1-4 |
11・13 | 学習院大 | 9:00~ | 慶大日吉グラウンド |
題」(小池コーチ)から失点につながってしまった。吉仲主将は「インカレが終わって、秋季リーグも上位を狙えないので士気が上がらなかった」と「力では勝っているはず」(小池コーチ)の相手に集中できていなかったことを挙げた。シーズン終盤での不安定なチーム状況。秋季リーグ最終・学習院大戦では払拭したプレーを見せて、勝利で終えてくれることだろう。
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