岩渕が3戦連続ゴール!首位・筑波大相手に白星/関東大学1部リーグ戦

2011.11.04
 前節の国士大戦で4節ぶりの白星を挙げた本学の今節の対戦相手は、現在首位を独走する筑波大。現在得点ランキング1位の阪野(商3)と2位の赤崎(筑波大)の直接対決にも注目が集まった。そんな中で本学は「完勝に近い」(神川監督)戦いぶりを見せ、見事勝利。順位は変わらないものの、上位陣に突き放されずに済んだという点ではこの1勝は大きな意味を成すであろう。

 積極的な立ち上がりとなった前半、5分には岩渕(文3)から阪野へのスルーパスが通り、さっそくチャンスを迎える。ここは相手GKに阻まれてしまうが、試合開始からいい動き出しを見せる。すると12分には果敢にオーバーラップしていた小川(営2)のシュートが決まり、待望の先制点を奪うことに成功。しかしそのわずか3分後。一瞬のすきを突かれ、早くも試合は振り出しに戻されてしまう。それでも本学がやや優勢のまま前半を折り返した。

 追加点が欲し後半も本学が押し込む展開が続く。しかし20分、GK高木(文4)がやや前に出ていると判断した相手選手がペナルティーアーク付近からループシュートを狙う。これはバーに跳ね返って事なきを得たが、ひやりとするシーンだった。それでもここで本学が形勢を逆転させる。27分、またも阪野のパスから岩渕がシュート。岩渕の「常に裏を狙う姿勢」が追加点に結びついた結果だった。その後も試合は本学のペースで進みそのまま試合は終了。首位・筑波大相手に勝ち星を挙げた。

 本学はここまで2連勝し、次節・対早大戦を非常にいい形で迎えることができる。「1つ勝てればいけると思っていた」(三田・政経3)というようにチームも勢い付いているようだ。次節は5日に行われるため、中1日という体力的にも非常に厳しい戦いになることが予想される。しかし本学には負けてもいい戦いなどない。一時は遠のいたかのように思われたインカレ出場権獲得に向けて勝ち続けるしかないのだ。

☆試合後のコメント☆
・神川監督
「ゲームプラン通りの試合運びをしてくれていた。2‐1と僅差だったが、うちとしては完勝に近いのではないかと。もっと決めるところを決めていればよかった。(首位との対決でしたが)もううちは追いかけるだけだった。なかなか勝てなくて絶望的な気持ちにもなったが、必死に食らいついた結果だと思う。(先週国士大に勝てたことでチームの雰囲気に変化などは感じられたか)練習を見てないのでわからないが、選手たちが自信を持って動いていて、雰囲気もよくなっていると思う。相手の形を崩して先制点を取れたので、それが選手たちの自信にもなった。(中1日で早大戦だが)体力的にも苦しい試合になると思う。でもうちは総理大臣杯でも中1日というのを経験しているので、それを生かしてやっていけたらいい」。
・岩渕
「今日の相手は首位筑波だったがいつも通りに試合に臨んだ。インカレにいくためにも負けられなかった。2点目は常に裏を狙っていて取ることができた。この試合で勝って上位に食らいつくことができてよかった。個人的には終盤で運動量が落ちてしまったのが課題」。

・三田
「内容が良かった。いい感じでできていると思う。(先制点を取った試合の勝率が100%ですが)1点取ったら守備に入るからだと思う。明治はもともと守備のチームだから、先制点を勝ちにつなげられるのではないか。今日は自信を持ってポゼッション、ボール回しをできていた。これを序盤からできていたのがその後の安定につながったと思う。(勝てなかった時期は)やってても勝ちきれない雰囲気があったが、(前節の勝利で)よりチーム一丸となれた。1つ勝てればいけると思っていたから、国士戦で勝てたことは大きい。(早大戦に向けて)自分らは上位陣を追っかけるしかない。でも自分が入ってから明治が早稲田に負けている印象がない、いい印象のほうが強いので自信を持ってやる。(中1日ということで体力的にも)厳しい戦いになると思うが、今自分たちは勢いがあるからこのままいけると思う」。