
国士大に勝利、4試合ぶり白星挙げる/関東大学1部リーグ戦
今節で悪い流れを断ち切りたい明大。しかし試合序盤は「動きが悪かった」(神川監督)とチャンスこそつくるが、いまひとつ流れをつかめない。そんな中前半17分、ゴールキックからのボールを相手にインターセプトされ、カウンター攻撃を受ける。明大ディフェンスが少ない状態でシュートを打たれるもGK高木(文4)が体を張ってセーブ。その後は徐々に明大がペースをつかみかけ始める。そして36分に獲得したフリーキックで丸山(法4)が直接狙ったボールに相手GKは対応できず、ついに先制ゴールが決まる。明大が1点リードで前半を折り返す。
「丸山さんのゴールでいい流れが来た」(阪野・商3)と先制点を奪ってから流れは明大に。後半6分、丸山から右サイドの阪野にロングボールが渡る。相手ディフェンスを振りぬき放ったシュートは惜しくもポストに当たるが、そのこぼれ球を岩渕(文3)が押し込み2点目のゴール。待望の追加点で、相手を突き放す。ここからリードを守り切りたい明大だが「30分過ぎからはスタミナがなく、走れていなかった」(神川監督)と試合終盤は相手ペースに。危ない場面も何度か見られたが、なんとか国士大の攻撃をゼロに抑え、2-0で明大が白星を挙げた。
4試合ぶりの勝利にも 「ここからが勝負」(岩渕)と選手たちの表情は厳しいまま。次節の相手は現在首位を走る筑波大。上位に行くためにも、インカレの出場権を獲得するためにも、負けられない戦いが続く。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「4試合勝ちがない中で勝ち点3取れたのは素直にうれしい。前半アプローチが遅かったけど、丸山の先制点で主導権を握ることができた。今日の収穫は守備が良かったこと。これが本来の明治。残り6試合は上位に行くために厳しさを持ってやっていきたい。」
・高木
「とにかく勝てたのが大きい。次に向けていい流れができた。ここ4試合守備がうまくいってなかったけど、個人個人の修正があったことで今日は失点しなかった。でも相手へのプレッシャーやプレスの速さなどまだまだ足りない。インカレ行くために、残り試合全部勝つつもりでやっていく」。
・丸山
「前半初めの方はもっと前から行くべきだった。選手みんなインカレも行きたいと思ってるからモチベーションは高かった。最悪は4位以内入ると考えているけど優勝は目指している。4位を目指しつつ優勝狙う気持ち。(個人的なパフォーマンスについて)ビルドアップや細かいところをもっとしっかりしないといけない。2点目につながったロングパスについては頼む、抜けてくれという気持ちで蹴った」。
・岩渕
「2点目はこぼれ球を入れただけ。ここからが勝負になる。ここ数試合勝ちがなかったがいつも通りにサッカーをした。次節は首位の筑波大だがどんな相手でも同じことをするだけ。ともかく勝つ」。
・阪野
「丸山さんがいい感じで先制点を取ってくれたのでいい流れができた。今回の試合は前からのプレッシャーがきちんと効いていたので明治のサッカーができた。今回の試合で自分は攻めの組み立てにかかわっていてシュートを1本しか打っていないので次の試合では組み立てにかかわりつつゴール前でシュートを決めていきたい」。
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