
終盤力尽き、日大にリベンジならず……/関東大学1部リーグ戦
第3クォーターに入っても苦しい展開は続く。飛田のシュートや西川がバスケットカウントワンスローを与えるなど点差は一時7点差となる。皆川、加藤の連続シュートで追従するも石川(日大)、飛田のシュートで点差は広がる。終盤に日大が24秒ルールのバイオレーションを犯すなどミスもあったがなかなかワンチャンスをものにできなかった。
迎えた最終第4クォーターの序盤に中東が連続シュートを決め、逆転する。この勢いに乗りたいところだったが、森川(日大)がフリースローを外した後に石川がオフェンスリバウンドを取り、森川が再びシュートを決めるなど勢い付くプレーを見せる。これ以上失点を許したくない場面だったがバスケットカウントワンスローを与えるなど点差は広がっていく。終盤にファウルを連続で犯し、どちらもフリースローを決められ勝負は決した。最後まで食らいついたものの、59―69で敗れてしまった。
ホームで行われた試合だっただけに「勝ちたかった」(塚本ヘッドコーチ)と悔しさを見せた。しかし「(大量点差で敗れた)大東大戦から良く頑張ったと思う」(塚本ヘッドコーチ)と健闘した選手を称えた。試合には敗れたが中東がチームトップの18得点を稼ぎ、皆川がダブルダブルを記録。まだまだ「誰が攻めるかの連携・意思疎通が不十分」(佐藤(卓)主将)と課題はあるが、若い力が着実に成長していることを伺わせる試合だった。リーグ戦もいよいよ残り3戦。次戦ではより成長した姿を見せてくれるはずだ。
塚本ヘッドコーチ
「大東大戦から良く頑張ったと思う。得点のバランスは悪かったが全体的にリバウンドは取れていた。リバウンド数自体は勝っていたし(明大は45、日大は41)オフェンスのバランスをとることが大切。残り3試合、最後まで上を向いてほしい」。
佐藤(卓)主将
「第4クォーターでの得点が思うようにできなかった。誰が攻めるのかの連携・意思疎通が不十分。(個人としては)先週までは迷いもあったが吹っ切れたしこれからは1戦1戦戦っていくことが大事」。
中東
「今まで押されていたがその悔しさから頑張り、手応えがあった。(ダンクシュートについて)これまで試合で決めたことがなかったので良かった。この調子を維持できるようにしたい」。
田村
「みんな戦えていたとは思うけど、大事なところでミスが出てしまったのがもったいなかった。しかし、今までと違ってみんな気持ちが入っていて良かったと思う。自分に関して言えば、シュートが全然入らなかったのでそういうところがまだまだかなと思う。明日は個人としてはシュートが入るように、どんどんセレクションが悪くなってしまって思うように打てていないので、少し軽く打つ気持ちでいきたい。チームとしては流れがよくなり始めた部分があって、特に気持ちの面ではこれを続けていきたい」。
三富
「もっとリングに向かっていけたらいいと思っていたんですけど、外から打つことが多くなってしまった。自分が出るときはリバウンドがメインになるので相手に取らせないのを努力した。しかし先週よりも、内容がよくなったので、これから3試合に臨み入替戦にいい形でつなげていきたい」。
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