(9th Period) 対談企画第1弾!4年生編
チームを支える4年生 木谷大介×高橋皓平×角橋裕樹
早大に逆転勝ちを収め、現在4連勝中と波に乗るアイスホッケー部。その早大戦を前に寮で行った対談の模様を今週から全3回に分けてお届けします。第一回目は4年生の木谷(商4)、高橋(皓・政経4)、そしてキャプテンの角橋(政経4)。最上級生としてチームを支える3人に今の思いを語ってもらいました。
――(中大戦までを振り返って)ここまでどんどん調子が上がってきているように見えますが、実際いかがですか?
木谷 「いいっちゃいいけど、そこまで…普通じゃないかな。悪くはないけど特別良くもないし、このチームだったらもっと良い状態に持っていけると思う」
高橋(皓) 「試合はみんな負けられないって分かってるし、緊張も高まってきてるけど、疲れも出てくる。最近負けてないから(調子が)上がってるってとらえても良いけどその分周りの調子も上がってきてるし、(このチームなら)まだできると思う」
――最上級生の立場から見るとまだ見ていて物足りない?
木谷 「個々の能力が上がって調子が出てくると自分の力に頼ってしまうプレーが所々出る。チームの状態が上がってるっていうのはもっとチームプレーができるっていうか、今はパス出せるとこで出さないで自分で行ってパック取られたりとか、自分の状態は良いのかもしれないけどもっと判断して(パスを)つなげるっていうのも必要だと思う」
――周りが見えていない部分もある?
高橋(皓) 「試合に出てる選手は自分の得意な場所だったりチャンスを自分でどうにかしようってみんな思うけど、チームスポーツは自分のプレーを抑えることがチームプレーにつながる。例えば自分は今のセット(3セット目)は得点できなくても、失点はできないなって去年から思ってやってきてて…でも、ずっとFWで個人では得点第一に考えてプレーしてきたからポジション的にはもっと前行きたいけど、行き過ぎると守りがおろそかになるからって思ってる。けど最近は3つ目も点数取らないと勝てない。3つ目で得点取れればもっと楽に勝てるかなって試合振り返ると思う。あと、もうちょっと木谷くんが入れてくれれば(笑)」
木谷 「俺は(ゴール)入れるキャラじゃなくてパス選手だから(笑)」
~ここで学校から戻ってきた角橋選手が合流~
――4年生はどんな学年ですか?
木谷「ホッケーは上手くないけど、取り組む姿勢は一番上。後輩の中には伝わっている人もいると思う。4年生は引退も近いし、必死なんだぞっていう姿が今あってチームとしてプラスになってると思う」
――最近プライベートで絡みはありますか?
高橋(皓) 「最近この学年では飲んでないな」
木谷 「個々にって感じ。彼女がいる人もいるし」
――木谷さんは最近?
高橋(皓) 「良い質問だね(笑)」
木谷 「いないいない(笑)自分はバイトもやってるんで…バイトです!」
高橋(皓) 「本当かどうか(笑)まあでも飲みに行きたいよね」
角橋 「前はよく行ってたよね」
――だんだんストイックになってきた?
木谷 「チームみんなホッケーにマイナスになる行動する人はいないから、そこは良いんじゃないかな」
――お互いの性格を言い合うと?
角橋 「良い意味で2人とも言ってることとやってることが真逆。だるいとか言いながら練習はしっかりやる。オンとオフ切り替えがうまい」
高橋(皓) 「裕樹は練習量は自主トレも含めて一番。後輩連れて練習してるからその行動の後にみんな続いていく。裕樹の練習してる姿を見て引っ張ってもらいたいって気持ちも持つだろうし、練習に対する気持ちが人よりすごいっていうのは見てて分かるし、俺らもサポートしないと。大学でキャプテンやるっていうのは負担がすごいと思うんだよ。スタッフとは練習でしか会わないし、みんな一緒に住んでるから…。一般的なキャプテンっていうのは声出して練習して、いつでも引っ張るっていうのがあるかもしれないけど、(それとは違うけど)このチームに合ったキャプテンだと思う。あんまり練習しろとか言わないけどちょうどいい。そこをサポートしたいとは思うけど俺だけが思っててもダメだし、毎日できるかどうかが難しいし、そこが大事だと思う。大介はこの学年の中では一年生の時から一番試合出てて大事な場面で活躍してきた選手。性格面は…怒ってても怒ってるように見えないし、真面目にやってても真面目に見えないから損してると思う(笑)性格というか顔というか(笑)プレー自体は大介が一年生から活躍してホッケーうまいのもみんな知ってるし、常に同じコンディションで同じ動きができるから信頼されてると思う。だから、これからの大介の得点に期待してるんだけどね。全然入れてくれない(笑)」
木谷 「裕樹は皓平も言ってたけど、部内ナンバーワンのトレーニング量を誇ってて後輩を引っ張る能力もこの学年で一番すごいと思うし、影響力がある。トレーニングの成果も特に4年目なんかは体は絶対負けないし、足のスピードも早くなってそこは磨かれてると思う。後は何をトレーニングするかっていうとゴールへの嗅覚。たぶん裕樹はまだ6試合終わって0ゴールだから(笑)後はそこだね。裕樹が入れてくれたら盛り上がる。キャプテンがゴールしたらチーム自体の雰囲気が良くなるし、影響される。キャプテンのゴールは必須なんじゃないかな」
高橋(皓) 「普段入れない奴が入れると盛り上がるんだよね。でも裕樹はいい場面で入れてくるから後半は入れてくると思うよ」
木谷 「ゴールって俺的に練習じゃなくて嗅覚。よく"努力に勝る天才なし"って言うけど、こればっかりは違うと思うんだよね。皓平は部内一オンとオフがはっきりしてるんじゃないかな。オフにはふざけまくるけどオンに入ったらホッケーのこと考えてる。守りも攻めもどっちもしなきゃいけないCFってポジションで精神的にもプレー的にも一番サポートしてると思う。一年生とかに悪いプレーが出ても、「気にすんな」とか一番声かけやってて後輩もやりやすいし助かると思う。安心してプレーできる。役割をちゃんと理解してサポートできる良い選手なんじゃないかな。コーチみたい。コーチというか3セット目の監督だよね(笑)」
次回は10月31日にアップ予定です。お楽しみに。