ミスが重なり日大に惜敗/関東学生1部リーグ戦

 季節外れの夏日となったこの日、アミノバイタルフィールドでも熱い戦いが繰り広げられた。明大グリフィンズは「このために1年間やってきた」(DL#9高橋(輝)主将・法4)という試合で日大フェニックスに惜敗し、痛恨の1敗を喫した。

 フェニックスのレシーブではじまったこの試合。フェニックスの攻撃を危なげなく終了させると、直後のシリーズではグリフィンズのラン攻撃がさえわたる。WR#7小谷田(政経2)がランアフターキャッチで一気に62ヤードものゲインを稼ぎ、最後はRB#31川上(商4)が6ヤードのTDラン。TFP(トライフォーポイント)はK#99赤津(文1)が確実に決め、フェニックス相手に幸先よく7点を獲得することに成功する。するとディフェンス陣も奮闘。次々とタックルを決めランを出させない。その後、グリフィンズはパスとランを織り交ぜエンドゾーンに迫る。ここでフェニックスを突き放しておきたいグリフィンズはK#99赤津が敵陣35ヤード地点よりFGを狙うも、惜しくも枠を外れてしまった。 
続く第2クォーター、0:17にエンドゾーンまで1ヤードの地点でフェニックス#92富田のロスタックルに遭いセーフティ。するとこの後のシリーズあたりから試合の流れがフェニックスに傾き始めてしまう。それでもフェニックスのFGの失敗などに助けられ、前半をなんとか7―2とリードした形で折り返した。

 第3クォーターでは一進一退の攻防戦が続く。このクォーターで一番の盛り上がりを見せたのはフェニックスの攻撃の場面。どうにかフェニックスのゲインを食い止めようとするものの、ロングパス、さらには自らのファールに苦しめられてしまう。4thダウン。ついにエンドゾーンまでは2ヤードの地点まで迫ってきていた。グリフィンズはたまらず後半2回目のタイムアウト。この瞬間、明大側の観客席からはどこからともなく明治コールが湧き上がっていた。そしてまたしてもLB#52佐々木のタックルが決まり、ターンオーバーを迎えることに成功する。事なきを得ると観客席はこの日一番の歓声に包まれた。
運命の第4クォーター、フェニックスはパスを効果的に使った攻撃で自陣からじわじわと攻め続け、最後はQB#10安藤がTD。逆転を許してしまった。その後もDB#27枝崎(政経4)の見事なインターセプトを得点につなげることが出来ずにいると、再びフェニックスにTDを決められてしまう。直後のシリーズ、ファールで罰退し、3rdダウン15の場面。このシリーズ、OLがかわされプレッシャーを受ける場面が多く見られたQB#15広瀬(商1)は、その状況をロングパスで打開しようと試みる。しかしパスターゲットのRB#33高松(政経3)がキャッチを失敗。フリーで走路も空いていただけに非常に惜しいシーンとなってしまった。その後はフェニックスのランプレーなどに苦しめられるも得点は動かずそのまま試合終了。フェニックス相手に今季初黒星がついてしまった。

 日大フェニックスとの大一番であったこの試合。明大グリフィンズのミスが随所で目立ち、TDを2つに止めたにもかかわらず攻めきれないというもったいない試合運びとなってしまった。次に立ちはだかるのは、日本代表RB末吉擁する早大ビッグベアーズ。現在日大フェニックスと共に全戦全勝の相手を前にして、今日のようなミスは1つも許されない。

☆今日のコメント☆
岩崎監督
「ミスしたほうが負ける。ディフェンスはよくやっていたがランを出せなかったのが敗因だと思う。地力の強さで押し切られた。ディフェンスは90点、いや100点かもしれないほどに頑張っていた。だがまだ終わったわけではないので早稲田戦に向けて立て直すだけ。また入れ替えて1からまたやっていく。切り替えて…とかは言っている暇がない。ミスはファンブル2回とキックオフのボールを(日大に)取られたところ。大きなミスを犯したらそれで終わりということ。(試合前に何か選手に声は掛けたか)選手にはいろいろ声を掛けた。日大相手ということで舞い上がりすぎてしまったことも敗因の一つ。とにかくミスしたほうが負け。これに尽きる。(LB#52佐々木、LB#5柳(営1)の活躍に関しては)1年生ながら頼もしい限り。今後もこの状況に満足せずにどんどん出てほしい」。

高橋(輝)主将
「負けは負け。負けてしまったら何も言えない。ただ次の早大戦への思いは強くなった。個人的には負けて学ぶことは無いと思っているが、本当にそうだとしたら廣瀬や柳や佐々木など頑張ってくれている1年に申し訳ない。勝たせてあげたかった。ミスの多さが流れを変えてしまったしまった原因。7―8の時にファンブルだったり、オフェンスのイエローだったり、タックルミスだったり。これは誰でもなくせるミス。オフェンスもディフェンスも一致団結する気持ちをもってやっていこうというつもり」 。

RB #91中島(政経4)
「申し訳ない気持ちで一杯。ディフェンスが一本しかとられていない状況でオフェンスが攻めきれなかった。申し訳ない。小さなミスが多かった。オープンプレーの役割ミスだったり、ブロックしきれていなかったり。誰のせいではなくオフェンスがやってしまった以上、オフェンス全体の責任。4年として一人一人が一つ一つのプレーを大事にしていくことの重要さを伝えていきたい。早大には全員でぶつかっていきたい」。

WR#22森野(営4)
「オフェンスが点を取れなくて負けた試合。その一言に尽きる。連携の部分でのミスなど、なくせるミスはなくしていきたい。早大戦まで2週間しかないが、その中でミスをなくしていけるようにしたい。(プレーオン前に真横に走る動きを見せたが)ああいうのは使いどころがある。自分がやろうと言ってやったが、タイミングが遅かった。早めに仕掛けていかないと。(早大戦に向けて)負けたらおしまいだから、勝って望みをつなぎたい。早稲田のことだけを考えて2週間やっていく」。

DL#90長谷川(商3)
「ディフェンスはよかったがオフェンスとリズムが合わなかった。(日大は)大きかったがスピードがなくて比較的戦いやすかった。ただ、勝てないと意味がない。今日中にミーティングして反省点を洗いだし、早大戦に向け切り替えていきたい。(早大のラインマンの印象について)スピード・タイミングがうまい。どちらかといえば早大の方が嫌な相手だと思う。(早大戦に向けて)ディフェンスはまずランを止めること。去年も当たってるからリベンジしたい。絶対勝ちます」

DB#13岩下(営4)
「オフェンスが第4クォーターが終わるまで7点しか取れなかった。1Qで7点ずつ取って行く事が目標だったので、やっぱりオフェンスで点が取れなかった事は課題。でもディフェンスも踏ん張れなかった。15点入れられてしまったし、どっちも最後まで踏ん張れなかったのが敗因だと思う。(第4クォーターで続けてタッチダウンを決められた背景は)パスが出され始めてしまった時に踏ん張れなかった。あと、こっちのディフェンスはランへの反応が早い分、LBの裏のゾーンが空いていたが、その部分のパスが増えた。弱点を突かれてしまった。日大はスカウティングして、何だかんだ最後はフィールドゴールで終わっていたし、抑えられる自信はあった。もう少しオフェンスが出るかと思ったが、逆にディフェンスの強さが予想外。早稲田はオフェンスもディフェンスも確実でミスがないので、そう簡単には行かないと思う。でも、勝たないと次はない。絶対勝ちます」。

RB#6宇佐美(政経4)
「キックリターンのキャッチのミスとか、個人的にミスをしてしまってチームに申し訳ない。オフェンスチームとしては、今までと違うプレーをしていたが、後半相手ディフェンスのアジャスト力が高まって上手く動かなくなってしまった。リバースのスパイフェイクなど、新しいプレーで逆にロスになってしまった。日大は予想通り外の展開が早かった。早稲田戦はもうやるしかない。今日の反省点を生かしてひたすらやる」。

佐々木
「悔しかった。序盤はディフェンスが押していて良いムードだったが、最後は詰めの甘さが出たのだと思う。今日はオフェンスが出てなかった。(日大のオフェンス陣は)思っていたよりはそんなに怖くなかった。体格が大きい分、足が遅いという印象。(早大戦に向けて)早稲田に勝たないと次がないと思ってやる。絶対に勝つ。勝ちしか考えてない」。

Next Game
10・29 対早稲田大学ビッグベアーズ
アミノバイタルフィールド
13:15 Kick Off