
慶大に辛勝し連敗脱出!/関東大学1部リーグ戦
点差を広げたい第2クォーター。しかし中盤に逆転を許すと家治(慶大)の連続シュートなどで7点差にまでリードを広げられる。悪い流れを断ち切ろうと2分40秒に明大はタイムアウトを取る。この直後に途中交代で出場した岸本(政経4)のシュートやディフェンスの粘りもあり35-38とリードを許しつつも慶大に主導権を握らせなかった。
ここで逆転を図りたい第3クォーター。明大はついに猛攻に出る。開始早々に佐藤(卓)主将(法4)、皆川の連続バスケットカウントワンスローで逆転に成功。さらに明大はファウルを誘い、フリースローから点差を広げていく。ディフェンスリバウンドもしっかり取り、相手の思うような攻撃をさせず58-44と大差で最終第4クォーターを迎えた。
しかしここで慶大も意地を見せる。4分15秒で家治の3Pシュートで点差を1けたにするとさらに後半、家治と金子(慶大)の連続3Pシュートでいよいよ3点差に。明大は思うようにディフェンスリバウンドが取れず一瞬足りとも気が許せない緊迫した展開となる。しかし最後にスティールで反撃の芽を摘み、そのまま試合終了。最後の最後まで苦しい試合となったが71-68で勝ち星を上げた。
2勝目に至るまで長く苦しい戦いだった。しかしそれだけに試合後「(リバウンドがなかなか取れなかった場面について)まだ課題」(塚本ヘッドコーチ)、「(第4クォーターで)気持ちが引いて追い上げれてしまった」(安藤)としながらも「勝てたのはすごいうれしい」(安藤)と勝利をかみしめた。来週は再び王者・青学大と前回僅差で敗れた大東大との対戦が控えている。どちらも一度敗れた相手ではあるが「今日勝ったことでその糧を生かしていけば1回戦とは違った戦いができるかもしれない」(森山)と前を向いた。苦しんだ末に手にした2勝目。それは選手にとって大きな自信になった。来週の試合はこれまでと違った戦いを見せてくれるはずだ。
☆試合後のコメント☆
塚本ヘッドコーチ
「(リバウンドがなかなか取れなかった場面について)まだ課題。しかし徹(皆川)は落ち着いてインサイドを攻め成長を見せてくれた。これから青学大や大東大と戦うが連勝したい」。
田村
「最後は簡単には勝てなかった。しかし(勝ったことは)負けるより気持ち的に良い。(第3クォーターの猛攻について)ディフェンスから攻めることができた」。
森山
「ここまでずっと負けていて今日も苦労しながら勝ったことで、1勝の難しさを感じた。昨試合はチャンスがあった中で得点できず、若干くすぶっていた。(今日は)消極的になることなく積極的にいけた」。
安藤
「第3クォーターはこれまで課題だったけど(相手を)引き離すことができた。しかし最後は気持ちが引いてしまい、追い上げられてしまった。しかし勝てたのはすごいうれしい。最後まで気持ちを強く持ってこれたと思う。これからも崖っぷちだからしっかりやって勝ちにいく」。
土井(政経1)
「今試合は第3クォーターから勢いがついていったと思う。しかしまだオフェンスの時の動きがまだあやふや。また(自分に求められているものは)リバウンドとディフェンスなのでもっとそこを心がけていきたい」。
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