重量級苦戦/全日本学生体重別選手権

2011.10.11
 階級ごとに2日間に分けて行う全日本学生体重別選手権の2日目。この日は90㎏級、100㎏級、100㎏超級の試合が行われた。本学からは4階級に合計5人の選手が出場するも講道館杯の出場権が得られるベスト8までたどり着いた選手は出ず。この結果から本学から講道館杯に出場する選手は本大会前から出場権を持っていた上川主将(営4)、海老沼(商4)、六郷(政経2)と大会1日目でベスト8以上だった吉井(法4)、三枝(商4)だけとなった。

 大会2日目の試合はどの選手も強敵の前に敗れ去った。90㎏級の菅原は2回戦、圧倒的な強さで一本勝ちと勝利する。3回戦の相手は90㎏級のIJFランキング12位の吉田(東海大)。格上の相手に対して激しく組み合い、技を仕掛けるも内股で一本を取られ敗れる。同じく90㎏級の高橋(昴)は1回戦を一本勝ち。2回戦を優勢勝ちと順調に勝ち上がるが3回戦で東京学生体重別選手権3位の北野(国学院大)に巴投で一本を取られ敗退。
 100㎏級の庄司は1回戦を優勢勝ちで突破するも2回戦開始50秒で一本負け。試合前に「ベスト16に勝ち進めば高木さん(高木海帆・東海大)と当たるからそこで自分がどのくらいやれるのか確かめたい」と言っていた同じく100㎏級高橋(良)は2回戦を開始36秒に大外刈で一本勝ち、3回戦に駒を進める。3回戦の相手はやはり東海大の高木。今年の全日本学生優勝大会で優勝している高木を相手に高橋(良)は素早く動き回り技を仕掛けていく。しかし大内刈で一本を取られて敗退。
 100㎏超級の渡辺は1回戦、2回戦共に圧倒的な攻撃で一本勝ちを決める。3回戦の相手は2年前の第28回全日本学生体重別選手権で上川主将を破り優勝している強敵百瀬(国士大)。渡辺は百瀬を相手に激しく体をぶつけ技を掛けるが一本を取られてしまいベスト16と講道館杯にあと一歩及ばなかった。

 本大会は結果だけを見れば昨年よりも入賞者もベスト8入りした選手も少ない。しかし強敵との試合で選手たちは確実に自らの課題を見つけ、改善していくはずだ。「月末にある全日本体重別団体戦で今回敗れた相手とまた戦うと思うので今度は勝って団体戦で優勝したい」と吉井。また、本大会には出場していない上川主将、海老沼の両選手が本学の学生として出場する最後の試合でもある。本大会での課題を克服して柔道部は体重別団体戦での優勝を目指す。