FW陣大活躍!日体大相手に二けた得点/関東大学リーグ戦

 攻守ともに格の違いを見せつけた。相手は、創部30年で初の関東トップ6に昇格した日体大。第1ピリオドで「5試合目にして初」(監物コーチ)となる先制点を含めた6点を奪い、幸先の良いスタートを切った。第2ピリオドでは、ゴール前で攻めあぐね1得点に終わるも、第3ピリオドで5点を取って圧勝した。

 とにかく先制点が欲しかった第1ピリオド。FW陣は開始直後から、幾度となく日体大ゴールに迫るも、相手選手の必死のディフェンスに阻まれなかなか得点が奪えない。しかし、07:50。膠着(こうちゃく)した状態がようやく動いた。楠本が遠目から放ったシュートは一度弾かれるも、ゴール前に詰めていた赤坂が流し込み待望の先制点を挙げた。続いて09:35。金の放ったシュートのこぼれ球を小原が押し込んで2点目を奪う。ここから一気にゴールラッシュが始まる。12:21、13:16、15:17、16:42と立て続けにゴールを奪い、一気に6点差をつけた。守備でも相手のシュート数を10本に抑え、これまでの試合での課題の一つとなっていた立ち上がりの失点を防いだ。

 勢いこのままに試合を決めたい第2ピリオド。序盤から本学のペースで相手ゴールに襲い掛かる。ところが、ゴール前まではパスをつなぐもなかなかゴールまでには至らない。第1ピリオドを上回る24本のシュートを放ちながらも、結局16:42に牛来が1点を奪うのみにとどまり、決め手に欠いた。堅物コーチも「セットを(4つから)8つにした結果、流れが止まってしまった」と反省を口にした。

 このままでは終われない。更なる得点を目指して第3ピリオドは再び盛り返す。開始5分も経たないうちに、相手のパスをインターセプトした小原がキーパーとの一対一を冷静に決める。このゴールから再び試合の流れを掴んだ本学は、07:18にパックの行方を見失ったGK上川(営4)のミスから失点を喫するも、シュート数はこの一つに抑え、その後は安定した守備を披露。07:35に牛来が追加点を奪うと、08:35には牛来のパスから木谷が流し込む。試合終了10分前にも、ゴール前の混戦から赤坂が豪快に叩き込むなど、2点を追加し、10点差以上をつけて快勝した。

 この試合で前半戦が終了。2けた得点で快勝したものの、早大と東洋大に敗れ、5試合で3勝2敗と優勝は厳しい状況となっている。しかし、まだ諦めるには早い。角橋部門主将も「優勝は厳しいですが、(早大と東洋大は)自分たちの力なら勝てない相手ではない。立ち上がりの失点が多かったので、集中して守って、先制点を取って前半戦の借りを返したいです」と闘志を燃やしていた。関東リーグ戦とインカレの二冠を目指す本学。一試合ずつ、勝利への意欲を捨てずに貪欲に頑張ってもらいたい。

☆コーチが選ぶ「今日のMVP」☆
GK加藤(政経4)

「危ない場面を何回か迎えましたが、無失点に抑えてくれた。見ていて安心できました」(監物コーチ)

Next game 
◆10・15 中大戦:14:30~
≫会場アクセス
・ダイドードリンコアイスアリーナ
――西武新宿線「東伏見駅」駅前

[高村洋輔]
◆平成23年度関東大学リーグ戦星取表◆前半戦終了(明治戦スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
東洋大 早大 中大 明大 法大 日体大 勝敗 勝点 順位
東洋大 △4-4 ○3-2 ○5-1 ○4-1 ○12-1 4勝1分 13
早大 △4-4 ●1-2 ○5-3 ○5-2 ○10-0 3勝1敗1分 13
中大 ●2-3 ○2-1 ●3-7 ○4-1 ○5-0 3勝2敗
明大 ●1-5 ●3-5 ○7-3 ○3-1 ○12-1 3勝2敗
法大 ●1-4 ●2-5 ●1-4 ●1-3 ○9-1 1勝4敗
日体大 ●1-12 ●0-10 ●0-5 ●1-12 ●1-9 0勝5敗