千葉大に勝利し、有終の美を飾る/関東大学女子3部リーグ戦
序盤から明大のペースだった。開始早々徳永(理工3)、内田(理工3)が連続シュートを決め、先制する。その後も内田が中心となり得点を重ねて千葉大を引き離す。中盤にバスケットカウントワンスローを与えるなどのミスもあったが22-11と大差で第1クォーターを終えた。
しかし第2クォーターでトラブルが発生する。オフェンスの要である内田が残り5分半のところで負傷し、試合を一時欠場せざるを得ない展開に。チーム内に動揺が走った。だが「途中でメンバーが抜けてもみんな一緒にプレーしていた」(今井主将・農4)と振り返るように選手は決して崩れなかった。内田がいない間にも野路(理工2)がパスカットしその後ドライブで加点などの好プレーで得点を重ねる。結局明大は前半終わって37―31とリードを保ち続けた。
後半になっても勢いは変わらず。第3クォーターの序盤に相手の連続シュートで1点差に追い詰められるも、小島(国際2)のパスカットなどディフェンスが光り逆転を許さない。その間に野路が3Pシュートを決めたり、復帰した内田がファウルをもらい与えられたフリースローを決めるなど着実に得点を重ね、点差を広げる。
最終第4クォーターになると相手も意地を見せ、激しい体の当たりが多々見られた。ラスト1分のところで工藤(国際3)が負傷するトラブルも。しかしその間にもしっかりと内田や徳永がファウルによるフリースローを決めるなど、勝利を確実なものとする。数々のトラブルにも崩れず、明大は73―62でリーグ戦最終戦を勝利で飾った。
リーグ戦は苦しい展開の連続だった。人数不足の中で行われ、一人でも選手を欠けばチーム力に影響を与えるという状況。さらに練習中は5対5など実戦を意識した練習も行えずにいた。しかしそれでも終わってみれば昨年を越える5勝2敗でBブロック3位という好成績。これには神井コーチも「この人数で良くやれたという印象。去年よりもチームで勝てた」と手放しで選手を称賛。苦しんだ先に得た実は大きなものだった。
リーグ戦は終わったが今後は各ブロックを交えた順位決定戦が行われる。選手は「少しでも順位が上がるように、2勝すること」(小島)を目標に掲げた。苦境を乗り越え、昨年以上に実力をつけた本学ならば目標通りの結果を残してくれるはずだ。
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