
専大相手に5失点…後期リーグ戦黒星発進/関東大学1部リーグ戦
開始から相手のペースで試合が進む。攻められ続けて迎えた前半16分、相手にゴール前でシュートを打たれるがGK高木(文4)が飛び込んでセーブ。だが、そのこぼれ球を決められ、相手に先制点を許してしまう。22分には、本学DF陣が回していたパスを左サイドでインターセプトされ、そのままゴール前に持っていかれシュートを打たれる。高木は反応することができず2点目を入れられた。悪い流れを止めたい本学は24分に岩渕(文3)がゴール前でミドルシュートを放つが、これは惜しくもゴール左ポストに直撃。チャンスを生かせない。28分には相手にゴールキックから一気にシュートまで持っていかれ、3点目を決められる。勢いに乗っている相手は積極的にボールを奪いに来るため、本学はハーフラインより前でボールを回すことさえできない。39分にはそのハーフライン辺りでまたインターセプトされ、そのまま4点目を決められる。このままでは終われない本学は、44分にもらったFKのチャンスに宮阪主将(文4)が直接ゴールを狙うがポストに嫌われ、そのまま前半が終了。0-4で折り返す。
「リスクを負ってでも攻めていく気持ち」(宮阪主将)で前半からの悪い流れを変えたい本学だったが、13分には吉田(文4)がこの試合2枚目のイエローカードで退場。本学は10人で戦うことになる。体制を立て直すため、宮阪主将を中心に確実にボールを回していく。そして迎えた後半20分、岩渕がゴール前で放ったシュートがゴールポストに直撃。その跳ね返ったボールを阪野(商3)が落ち着いてシュート。待望の1点を決めた。この勢いに乗りたいところだが、相手に高い位置からプレッシャーをかけられ、なかなか思うようなプレーができない。それでも阪野は一瞬のチャンスを逃さなかった。後半26分、ゴール前でボールを受けた阪野はディフェンスをうまくかわし、シュート。今季リーグ戦得点ランキング1位の実力を見せつけるゴールだった。しかし、その後は相手DFを割ることができず、逆にインターセプトから何度も危機を迎える。「1人少ないときによくある失点」(神川監督)というように、後半終了間際には高木が前に出たところを相手に狙われ、追加点を決められる。そのまま時間は過ぎ、試合終了。2-5で敗れた。
5失点と「完敗だった」(神川監督)ものの「決して悲観する内容ではない」(神川監督)というように、チームは下を向いてはいない。前期リーグが始まった頃は見えなかったリーグ戦優勝も今は狙える位置にある。次の対戦相手、神大はここ数年本学が唯一負け越しており「うちが苦手としている相手」(神川監督)だが、本学の持ち味である守備をもう一度立て直して、勝ち点3をものにしたい。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「完敗だった。相手の攻撃に翻弄(ほんろう)してしまった。最初の3点は相手の実力。あとの2点が余計だった。それでも4失点から2点を取り返せるのは実力があるチームだから。動きは悪くはない。決して悲観する内容ではない。リーグ戦なのでこういう試合をどう肥やしにしていくかが大事。もう何も変えることはないので頭をクリアにして今までやってきたことをやるだけ。神大はうちが苦手としている相手だが、もう一回切り替えて勝ちにいきたい」
・宮阪主将
「前半の立ち上がりが良くなくて、最初で試合全体が決まってしまった。4失点していたので、後半はリスクを負ってでも攻めていく気持ちで流れを変えようと思った。失点も覚悟で前に攻めた。(2点返したことについては)10人のときに取れたのに、じゃあなんで11人のとき点が取れなかったんだって思う。阪野の2点は評価しながらももっとみんなで話し合っていきたい。残りの試合全部勝てば優勝できるので、1試合1試合大事にしていきたい」
・阪野
「自分たちが予想してた相手のフォーメーションと違って、気づいたら4点も取られていた。1点取られた時点で修正しないと。今日は自分たちでゲームをつくろうと話していたが、前線でプレーができなかった。後半はゴール前で勝負を賭けていたらいいボールが来て、2得点できたと思う。でももっと点を取れる場面はあったので、そこは反省点。(次に向けて)最初から点を取らないと。自分は点を取ることが仕事なので、自分が決めて勝ちたい」
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