大差をつけて共栄大に勝利/関東大学女子3部リーグ戦

大差をつけて共栄大に勝利/関東大学女子3部リーグ戦
 リーグ戦も残すところ2試合となった。4勝2敗で迎えた相手は共栄大。明大は途中でミスが出てしまったが、大差をつけて見事共栄大に勝利した。

 スタメンは、内田(理工3)、工藤(国際3)、徳永(理工3)、小島(国際2)、野路(国際2)。開始12秒、工藤がシュートを決めいい滑り出しを見せる。そのまま流れに乗り内田、小島を中心に得点を重ねていく明大。残り1分半、小島は共栄大の攻撃から隙を見てスティール。速攻を難なく決めた。16-11と明大リードで第1クォーター終了。
 このまま点差を広げたい第2クォーター。ここでも小島の得点力が爆発する。1分20秒に得点を決めると、続いて3Pシュート、さらにはレイアップシュートで魅せる。2分50秒、徳永がパスミスをするも小島がカバーし徳永が加点に成功。4分10秒、相手に連続で失点を許してしまうが工藤がボールを見事にキープ。そこからパスを受けた小島が3Pシュートを放ちリングにおさめた。その後も野路、小島、佐藤(理工3)がシュートを決め得点を量産すると45―27と共栄大を大きく引き離し前半を終えた。

 後半は、共栄大の得点から始まった。開始2分半、工藤がフリースローを獲得すると2回を落ち着いて決め、これが後半初得点となった。3分20秒には野路の3Pシュート。だが6分を過ぎた辺りからミスが出始める。ターンオーバーが多くなり、第3クォーターの後半は共栄大の方がシュートを決めていた。66-49と差をわずかに縮められ第4クォーターへ。
 最後の10分、ここでもオフェンス中にミスを連発。すばやく相手にボールをカットされるとそのまま速攻を決められてしまう。明大も負けじと積極的にインサイドに入りゴールへ向かい、相手ファウルによるフリースローを獲得。外した回数も多かったが、第4クォーターだけで14点もフリースローを決めることができた。終わってみれば92-77と、大差を付けて共栄大に勝利した。

 「気持ちだと向こうに負けていた。次に狙われるのが分かっててキープが弱かった」(渡辺監督)と要所要所でミスが出てしまった。だが、リーグを通して今までの練習の成果はでてきている。「オフェンス面では大分よくなってきたと思う」(渡辺監督)と指揮官も納得の表情を見せた。
 現在明大は5勝2敗、明日千葉大に勝つことができれば6勝2敗だ。上位2校が入替戦に進むことができ、まだ明大も可能性は残されている。入替戦へ進めるかどうかは、明日の他のチームの結果で決まることとなる。
 また、今季リーグ戦は2、3年中心で戦っており、来年もほぼ同じメンバーで戦うことは間違いない。そのためこのリーグ戦の結果が来年の戦い方の指針にもなるだろう。明日はいよいよ最終試合。今までやってきたことを出し切り、最後の試合を笑顔で終わってほしい。