デイフェンス崩壊し日体大に惨敗/関東学生秋季男子リーグ戦
明大のスローオフで始まった前半。試合開始から緊迫した展開が続く。大学生ながらすでに日本代表に招集された経験のある両エース・信太(日体大)、元木(日体大)を中心に厚みのある攻撃をしてくる日体大。対して明大もエース・池辺(政経2)などの7mスローや速攻で食らい付き、13分で5-6とまずまずの出だしとなった。しかしここからパスミス、キャッチミスから相手に速攻を食らい徐々に点差を離されてしまう。それでも得意の速攻で得点を挙げ、何とか前半を12-18で折り返す。
迎えた後半。序盤でペースを握りたい明大であったが逆に速攻から連続失点し、差を広げられてしまう。なんとか必死に食らい付いていくが、なかなか6点差を縮められない。ここから流れを持っていきたかったがミスから相手に速攻を連発されてしまう。ディフェンスでも簡単に間を割られるなどして17分からまさかの9連続失点。完全に試合を決定づけられてしまう。その後も焦りからかオフェンスが機能せず、ワンマン速攻を連続で決められしまい差は広がっていった。終了間際に寺田主将(商4)が意地の1点を速攻で返すもここで試合終了。26-41と実力差以上の点差をつけられた試合となってしまった。
「今日は技術以前に気持ちが全然駄目だった。苦しい時にこそチームが声を掛け合うことが必要。今の状態では上位には勝てない」と松本監督。選手も「悪いとこが全部出た試合」(池辺)と厳しい表情で語るように日体大に常に試合を支配されてしまった。またミスが続いて集中力が切れ「ディフェンスに守る意識が感じられず、チームがばらばらだった」(荻原・営2)とこの日はミスで自滅してしまった明大。試合後選手たちはミーテイングを開き今日の試合についての意見を寺田主将を中心にぶつけ合って、今日の試合を振り返った。
これで4勝2敗1分けの4位となった明大。次戦の相手は春の王者早大だ。しかし「上位との差はない」(池辺)と話すように技術の面での差はほとんどない。現在得点王争いトップを走る池辺を中心に早大に勝つことを期待したい。
~今日のコメント~
松本監督
「完敗。今日は技術以前に気持ちが全然駄目だった。苦しい時にこそチームが声を掛け合うことが必要。今の状態では上位には勝てない。ミスが多いし、デイフェンスも守れなかったがやはり気持ち。次の早大戦はそこを意識して臨ませる」
池辺
「試合後のミーティングでは)今日の試合の総括を話し合った。悪いところが全部出た試合。ミスが多いチームが負けると痛感した。上位校の実力差はない。終わったことはしょうがない。自分たちのプレーをして勝ちにこだわった試合を残り2試合できるかが大事だと思う」
荻原
「気持ち負けしていた。ディフェンスに守る意識が感じられず、チームがばらばらだった。個人としてもいくらフリーでシュートを打たれたとしても同じコースに決められすぎてしまった」
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