日大に競り負け2勝目逃す/関東大学1部リーグ戦
スタメンは佐藤(卓)主将(法4)、田村(政経4)、加藤(法3)、目(政経2)、皆川(営1)。
第2クォーターでは飛田(日大)に明大ディフェンスをかわされ、次々と得点を稼がれてしまう。一方明大は「大事なところで入れられなかった」(田村)とフリースローを外すなど、得点を決め切れない場面が多かった。だが残り1分、佐藤(卓)主将が3Pシュートを決めると三富(営3)がブロック、皆川がディフェンスリバウンドで奮闘。26-31と5点ビハインドで後半へ。
第3クォーターは開始20秒で佐藤(卓)主将が3Pシュートを決めいいスタートを切るもその後、石川(日大)に負けじと返される。さらに相手に3Pシュート決められてしまい、10点差と一気に離されてしまった。佐藤(卓)主将の連続3Pシュートなどで流れが良くなりかけたが、残り1分、日大に連続で決められ追い付くことができない。ラスト13秒、安藤のレイアップシュートで47-45となんとか2点差まで詰め、第3クォーターを終えた。
最終クォーターが開始すると、まず日大のファウルにより田村にフリースローが与えられた。田村はこの2回のチャンスを落ち着いて決め、スコアは日大と同点に並ぶ。これをきっかけに相手からリードを奪いたい明大だが、石川(日大)に連続で決められ再び離されてしまう。すると4分過ぎ、第3クォーターまであまり入らなかった田村のシュートが決まりだし、一気に4点を稼ぐ。これに乗るように皆川は石川(日大)のレイアップを阻止。さらに皆川はシュートも決めると、55-54と明大が初めてリードを奪った。残り6分20秒、田村の3Pシュート。その後は両者ともに拮抗し、残り時間は1分に。ここで飛田(日大)に加点されるとさらに明大はファウルをとられフリースローのチャンスを与えてしまう。計3点を失点してしまった。残り36秒、皆川がインサイドに入り相手ファウルを誘いフリースローを獲得。うち1回を決め、点差を2点差にした。このまま追い付けるかと思われたが、日大にさらに失点。残り12秒、明大は必死にゴールへ向かったがシュートは決められず。59―63とわずか4点差で日大に敗れてしまった。
この敗戦により5つ目の黒星を付けた明大だが、「やってる感覚としては悪くない」(塚本ヘッドコーチ)。1ケタの差で敗れた試合もあり、昨年よりもいい試合を見せていることは確かだ。まだ試合は残り12試合残されており、「連敗しているがここで上を向くのか、下を向くのかどうか。まだチャンスはある」と指揮官も意気込んでいる。
今年のチームは若い選手も多く個の高い能力をどのように一つのチームにするかがカギを握っている。日々成長していくチームがここからどれだけ勝ち点を手にすることができるか。上位2、3チームを除けば力の差があまりないこの1部リーグ。その中で手に入れた勝利が、チームの成長となることは間違いない。
~試合後のコメント~
塚本ヘッドコーチ
「青学とは最後話されて21点差で負けてしまったが、他の試合は1ケタ代で負けていて、5敗となったがやっている感覚で悪くはない。個をどのように一つのチームにするかが重要で、みんなのポテンシャルが高いからどうしても個でやってしまう。去年の金丸(平23政経卒・現パナソニック)を見てしまっているのかな。チームで崩すことを考えていない。今日はターンオーバーが出てしまったことが痛いかな。ちょっとした掛け違いが直っていれば5勝1敗だったかもしれない。それくらい力は変わらないということ。スタートを次の試合から夏前と同じにする予定。中東(文1)がケガから復帰したので。あと12試合見せるチャンスがある。今5敗している状態で、下を向くのかどうか。やるのは選手。情熱は伝えてきたつもり。やってきたテクニカルを、自分を信じてプレイに出してくれればいい。リーグ戦は18試合あるから終わるまでチャレンジしていってほしい」。
佐藤(卓)主将
「昨日も1点差で負けてしまい、接戦で最後に弱さが出てしまった。専修、早稲田はインサイドが強いので気を付けたい」。
田村
「フリースローで大事なときに入れられなかった。オフェンスも今日は重くなってしまったと思う。1年生はよくなってきていると思うが、まだまだこれからだし試合で分かって来ていると思う。しっかり与えられたことをやりたい。早稲田はトーナメントのリベンジを果たしたい」。
加藤
「それぞれやらなきゃいけないことを目標にやってきた。自分はオフェンスが少なかったからシュートを狙うようにした。リバウンドやそれぞれの目標を明確にして頑張りたい」。
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