
連敗ストップ!帝京大に完勝!/関東大学女子3部リーグ戦
「今日は出だしをミスから入ってしまった」(今井主将・農4)。その言葉通り明大は思うように自分たちのリズムを作り出せない。得点を重ねるも、相手にことごとくシュートを決められなかなか引き離せない。第1クォーターを終えて20-21と序盤の立ち上がりに苦しんだ。
しかし「昨日負けてしまったので負けられなかった」(内田・理工3)という思いが第2クォーターからプレイに現れた。開始1分で工藤(国際3)、徳永(理工3)のシュートで逆転に成功。さらにその後も工藤が連続3Pシュートやパスカットをするなどチームを牽引する。さらにディフェンスでも、第1クォーターでなかなか取れなかったリバウンドをしっかり取り、反撃ののろしを絶った。結局前半が終わって50-34で試合の流れをがっちりつかんだ。
後半に突入してもその流れは変わらず。第3クォーターの中盤に徳永(理工3)、野路(理工2)、内田のシュートで帝京大をどんどん引き離す。ファウルをもらったもののフリースローを外すといったミスも見られたが終始相手を圧倒した。
第4クォーターも8分半に小島のシュートで先制。それに続き内田もファウルをもらい、与えられたフリースローで帝京大を引き離す。序盤は苦しい展開だったが終わってみれば85-50と圧勝し連敗を2で止めた。
見事帝京大に勝利し、これで3勝2敗。序盤以外、試合の流れは明大だったがそれでも「第1クォーターで相手に(点を)取られすぎ。チームとして守りきれてない。(オフェンスも)インサイドで決め切れない」(神井コーチ)、「大差で勝てたが自分を中心に3Pシュートを入れられていしまい内容はいまいち」(工藤)と決して満足はしていなかった。それもそのはず。入れ替え戦に出場し目標である2部昇格をするためには残る2試合は必勝しなくてはならない。一瞬足りとも気が許せない展開となるが選手は「あと2試合、両方勝ちます」(工藤)と前を向いた。目標の2部昇格へ――リーグ戦はいよいよ佳境へと差し掛かった。
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