終盤に失速し、2部昇格へ痛い1敗/関東大学女子3部リーグ戦

終盤に失速し、2部昇格へ痛い1敗/関東大学女子3部リーグ戦
 2勝1敗で迎えた大東大戦。入替戦に出場するためにも負けられない試合だったが、第4クォーターに一気に点差を引き離され、痛い1敗を喫した。

 スタメンは内田(理工3)、工藤(国際3)、徳永(理工3)、小島(国際2)、野路(理工2)。試合が始まり、まずは内田のシュートで幸先良く先制する。その後も、大東大と互角に点の取り合いを続けるも、8分が過ぎたころ、好守がちぐはぐになり始めた明大。そのスキを逃さず、大東大が次々とシュートを決め、第1クォーターは12点差をつけられてしまう。第2クォーターも大東大の勢いを止められず、自分たちの試合運びができないまま前半を終える。
 この流れをずるずると引きずってしまうのかと思われた後半、第3クォーター開始2分を過ぎたころから明大の逆襲が始まった。工藤と内田を中心に得点を重ね、徐々に点差を縮める。ディフェンスも機能し、相手は外でボールを回すことしかできず、容易に得点を許さない。そして、第3クォーター終了時には点差が14点となり、第4クォーターでの逆転も見え始めた。しかし、第4クォーター、明大の選手の足が止まってしまう。中盤からは大東大の猛攻を受け、フリースローも含め13連続でシュートを決められてしまう。完全に勢いを失った明大はなす術なく、大差で大東大に敗れてしまった。

 大差で敗れてしまったことに関し、神井コーチは「相手のペースで試合をさせてしまった」と悔しい表情でこの試合を振り返った。第3クォーターでの、明大の攻守がかみ合っていたと思われた場面についても「相手がペースを崩してしまっていただけ」と厳しい一言。
 ゲームキャプテンとして試合に臨んだ内田は「自分が決めなければいけないシュートが決められなかった」と責任を感じていた。しかし、今後の試合では「自分が相手の流れを止めたり、自分たちの流れをつくらないといけない」と頼もしい言葉を聞かせてくれた。

 2部昇格に向けて戦いを続ける明大。残りの試合は少なくなったが、まだまだ昇格の可能性はある。次の試合では、勝利に歓喜する選手たちの笑顔を見たい。