課題が残るも勝利/関東学生秋季リーグ戦

2011.09.21



 今週末から上位チームである日体大、早大、日大との3試合を控える明大。上位進出のためには勝たなければならない試合だけに、今回の中大戦で弾みをつけ最初に迎える日体大戦に備えたいところだ。

 両校ともにミスの多い立ち上がりとなった前半。シュートを打っても枠をとらえることができないことが多く、それどころか、フリーの状態で打っても得点できない。そのため、相手チームを引き離すことができずにいたが、寺田主将(商4)が流れを変える。前半25分、相手のルーズパスを見逃さずに奪うとゴールへ一直線、得点を奪い点差をつけた。その直後にまたもや寺田主将が得点を決めリードを2点差として後半につないだ。

 「今回の試合は自分たちの首を自分たちで絞めてしまったような試合だった」と糸(商4)が苦笑いで語ったような試合展開となった後半。開始直後に大倉(商2)、前半から活躍していた寺田主将が連続得点し点差を4点とする。しかし、オフェンスのミスを相手に突かれ気付けば1点差の場面もあった。それだけミスが多かったのだが、後半15分から3連続得点を決め盛り返す。さらには、後ろからげきを飛ばしチームを鼓舞していたキーパー糸のファインセーブも見られ、終わってみれば5点差をつけ試合を勝利で締めくくった。

 結果的に勝ちはしたものの今回のようなゲームでは上位チームには到底及ばない。23日は強敵日体大戦。厳しい試合にはなるが、試合まではまだ時間がある。しっかりとした準備を心掛けたい。
 

~試合後のコメント~
松本監督
「暑さで動きが悪かった。パスにしろシュートにしろミスが多過ぎる。ラスト3戦は厳しい戦いになるだろうが、プレーの精度を高めて勝ちにいく」

寺田主将
 「今日は自分たちで苦しくしてしまった。(シュートを)決めるところで決めないと駄目。上とサイドからのシュートが入ってしまうところが多い。ちゃんとシュートを決めないと残りの3試合勝てない」


 「今日の試合は内容として50点くらい。自分たちのプレーのせいで相手を勢いづかしてしまった。自分たちがリードを作ったとしても自分たちのミスで相手に追い付かれてしまうといったように、自分たちの首を自分たちで絞めてしまうような試合だった。今日のようなプレーをしていたら残りの3試合は厳しいと思うので、自分自身のコンディションを高めていくだけでなく、自分がチームの中心となって練習を引っ張るくらいの気持ちで練習に取り組んでいきたいです」