強豪・東海大に惜敗…初黒星/関東大学女子3部リーグ戦

強豪・東海大に惜敗…初黒星/関東大学女子3部リーグ戦
 青学大、桜美林大に2連勝し臨んだリーグ3戦目。相手は昨季2部から降格してきた東海大だ。中盤でスタミナが落ちてきた明大は相手の攻撃を抑えることができず、86-67で敗戦。今季初黒星となった。

 スタメンは、内田(理工3)、工藤(国際3)、徳永(理工3)、小島(国際2)、野路(理工2)。「出だしは良かった」と言うように、東海大相手に互角の戦いを繰り広げる。「昨日は自分は得点0だった」という野路はこの10分で3度も3Pシュートを決める好調ぶり。全員の集中力も途切れず、25―25と同点で第1クォーターを終えた。

 しかし、第2クォーターから試合が動き始める。2分40秒、東海大がシュート、スティールからの速攻を決めてくる。明大も内田のディフェンスリバウンドなどで奮闘を見せるが、明大は得点を決めることができない。選手たちに疲れが見え始め、その後も4連続で決められてしまった。4分、内田が徳永からパスを受けた内田がドライブで加点。その流れに乗り今度は小島が3Pシュート。ここで離れていた点差を10点まで詰めていく。さらに小島が速攻を狙い、相手のファウルを誘うことに成功すると2度のフリースローも落ち着いてリングに収めた。しかしその後、東海大も追い付かれまいと責めてくる。明大も入れ返すが、終盤再び点差を引き離され55-39で後半へ。

 何とか追い付きたい後半、必死に追い付こうとゴールに食ら付いていく。後半のスコアは東海大の31点に対し28点と健闘を見せたが、第2クォーターでの点差は縮められず。67-86で東海大に敗れてしまった。

 初戦の青学大戦、昨日の桜美林大戦と競り勝つことができた明大。しかし今回はそうもいかなかった。ベンチにも交代の選手が多くいた東海大に対し、明大の選手の数はわずかに8人。今井主将(農4)がケガをしているため、現在プレーできる選手は7人だ。昨日も接戦を繰り広げたため彼女たちの疲労は相当なもの。「体力面でもたず、気持ちが切れてミスが続いてしまった」(神井コーチ)と第2、3クォーターで得点を決めきることができなかった。

 だが、相手に責められるていた時でも流れを明大に持ってこようとするプレーも見られた。ガードの野路は、「自分が前を向いているとチームにもいいから」とどんな状況でも笑顔でプレー。佐藤(理工3)はベンチにいる時は誰よりも声を出し交代で入った時も積極的なプレーで流れを変えようとした。「途中で出てきた人がいいプレーを見せてくれたりして、その点では5人だけでやってないなと思った」(内田)と、全員が同じ気持ちでプレーすることができてきている。

 次週は大東大戦と帝京大戦。大東大も今回の東海大同様厳しい試合が予想されるが、決して勝てない相手ではない。気持ちを途切らすことなく自分たちのバスケを貫いてほしい。