対抗戦開幕 いざ!王座奪回へ
明治悲願の大学日本一に向けて、大学ラグビー対抗戦がいよいよ開幕する。初戦の相手は、今季優勝候補の一つと目されている筑波大。過去5年の対抗戦でも明治の3勝2敗と実力は拮抗(きっこう)しているだけに、決して油断できない相手だ。
筑波大にはこの夏辛勝している。前半を12―0で折り返したものの、終盤に猛攻を許し、21―19と3点差まで追い詰められた。だが勝敗の差となったのはスクラム、ラインアウトなどのFW戦。セットプレーの安定が接戦を制すカギとなった。
筑波大にはこの夏辛勝している。前半を12―0で折り返したものの、終盤に猛攻を許し、21―19と3点差まで追い詰められた。だが勝敗の差となったのはスクラム、ラインアウトなどのFW戦。セットプレーの安定が接戦を制すカギとなった。
オープン戦は後半から選手を多く入れ替えるオーダーが目立った。しかし、今年の春夏はフィットネスを重視しトレーニングしてきたこともあり「(春から夏にかけて)ラスト15分でトライを取ることができるようになったのは成長だと思う」(溝口主将・政経4)と、選手も80分間走り切るフィジカルに自信を持っている。また、春から離脱していたSO染山(政経3)の復帰もチームにとって追い風だ。夏の筑波大戦で成功数が1/4回と振るわなかったコンバージョンキックも安定するだろう。
昨年は圧倒的なFWの強さで白星を重ね、全勝優勝まであと一歩のところまで戦い抜いた。今年はFWとBKが融合するチームスタイルを掲げている。「(対抗戦では)セットプレーとディフェンスに懸かっている」(細谷ヘッドコーチ)。昨年よりセットプレーの精度を上げたFWに、BKの組織的なディフェンス力を加えた新たな明治が、対抗戦でいかに躍動するか。「4年間で一番きつい練習をしている。これで勝てなかったらどうしようもない」(溝口主将)。この練習量を確固な自信とするためにも結果として残す必要がある。まずは初戦。白星でのスタートが、大学日本一への足がかりとなるはずだ。
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