
専大下し全勝死守!いよいよ運命の早大戦へ/関東学生秋季1部リーグ戦
トップバッターの平野(商1)が対戦するのは5月の新人戦で敗れている佐々木(専大)。第2セットを粘り切れずに落としてしまったが、第3セットの5ポイント連取をきっかけに試合の主導権を握り3-1で勝利を収める。新人戦の借りを返し幸先の良いスタートを切る。
2番手・神(政経1)は王(専大)との一戦を迎える。王は神が高3の時、初めてランク入りを逃したインターハイで敗れた相手。「強い気持ちはあった」。フルセットの末に因縁の相手を下した。第2セットでは8-10と王を追いかける形になるも、4連続ポイントで見事な逆転勝利を演じる。流れをつかんだと思ったのも束の間、第3セット以降はマッチポイントを決めつつも、あと1本が取れない。結局、セットカウントを2-2で分け合い、勝負は第5セットに持ち込まれたが、第5セットでは、終始リードを守り11-7で逃げ切った。
続く岡田(商1)もあと1本が出ずに苦しんだ。先に2セットを奪った岡田だが、第3、4セットはデュースに持ち込んでからの決定力に欠けていた。最終第5セットの幕開けは対戦相手・田中(専大)の3連続ポイント。嫌な流れを断ち切るべく、タイムを挟む。高山監督からはバックハンドのレシーブが打ち込まれていることを指摘され、積極的にフォアハンドでも攻めるよう指示があったという。「アドバイスを忠実に守った」岡田は、一貫して攻めに転じ、リーグ戦6勝目を飾った。 ダブルスでは落ち着いた表情で淡々とゲームを進めた水谷(隼)主将・平野ペアが専大の佐々木・久住ペアを下した。
ついに明日が最終決戦。春季リーグ、インカレと幾度となく苦しい試合でも勝利し、13年ぶりのグランドスラムまであと1勝にこぎ着けた。舞台は整った。その場にふさわしいのは闘志あふれるプレー、そしてグランドスラム達成に沸く明大卓球部の笑顔だろう。
☆試合後のコメント☆
高山監督
「実力はそこそこ互角だったので競るとは思っていた。地力があり基本技術がしっかりしているから窮地に立たされても勝ちきることができた。1年生は笠原御内と当たったことがないが、笠原御内以外の選手に取りこぼさないこと。また、当たった時どれだけやれるかというのには興味がある」
水谷(隼)主将
「調整がうまくできておらず、最初に出た3選手は本来の力が出せていなかった。今日のようなプレーをしてしまうと明日は間違いなく負けてしまう。今の明治は日本一強い学校でもありそういうことは決して許されない。明日の試合もやるからには4ー0のストレートで勝つことに意味がある。そのためにも個々の力が最大限にプレーに出せるように、4年生として、主将として選手一人一人にしっかりとアドバイスしていきたい。明日の試合はもちろん笠原と当たると思うし、自分もそれを望んでいる。リーグ戦で当たったのは関東で自分を除けば間違いなく彼(笠原)が一番強い。今日は明日の笠原との試合だけを考えて練習したい、そして明日に備えたい」
岡田
「大事な1本が決められなかったり、相手のミスを打ってしまったりと良いとは言えない内容だった。(早大は)いつも通りの力でやれば勝てない相手ではない。相手に向かっていく気持ちで明日臨みたい」
神
「逆転負け(したセット)もあったし、あと1本をどう取っていくかが課題。リーグ戦の雰囲気も、早大戦がどれほど緊張するかも分かっているので、明日のイメージはできている。誰と対戦することになってもやることをやるだけ」
◎応援にいこう!!
Next game
◆9・13 早大戦:15:00~
≫会場アクセス
・代々木第二体育館
――JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩5分
※入場料無料
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