早大破り、幸先良いスタート/関東秋季リーグ戦

2011.09.11
 秋季リーグ戦が開幕した。1部リーグに挑む男子の相手は早大。第1シングルスの田渕が攻めのバドミントンを貫き勝利したのを皮切りに、第2シングルスの末松、第2ダブルスの小野寺主将・中木ペアが白星を挙げ、3-2で早大を下した。また、女子も4-1で日女体大に勝利し、2部での優勝へ向け順調な滑り出しとなった。

 男子は1部として、初めてのリーグ戦だ。「勝つことだけを意識」した田渕が初戦で気持ちの入ったバドミントンを見せると、チームに良い流れが生まれた。「今日は田渕(の勝利)で勢いに乗れました」(小野寺主将)。1部の雰囲気にも圧倒されず、終わってみれば3-2。早大を下し、幸先の良いスタートを切った。

★選手のコメント★
~男子~
小野寺主将

「気持ちで勝った試合でした。もうけ、ラッキーも多かったです。試合中は常に、どうやって攻めようか考えてました。ペアの中木がいっぱいいっぱいだったので、『お前が決めろ』と言ってました。今日は田渕(の勝利)で勢いに乗れました。これからは勢いだけでは勝てないので、しっかり締めてこれから戦いたいです」

田渕
「(練習では)シングルス陣がいい調子で来ていたなか、自分だけあまり良くありませんでした。だから、コーチと話し合って声を出して盛り上げてとにかく勝つことだけを意識するようにしました。気持ちに余裕がなく、決め急いでしまいましたが、特に緊張はしていませんでしたね。明日の試合では、1日で技術を向上させていくのは難しいので、苦しい試合でも気持ちで負けないようにしていきたいです」

末松
「相手が1年生ということもあり、本当に負けられない試合だという意識で臨みました。第1セットは、自分のリズムに乗れず、相手の勢いに引いてしまったことで落としてしまいました。田渕さんの勝利の流れを切らず、後につなげて良かったですね。(明日は)今日の勢いそのままに、自分たちは挑戦者だということを忘れず、相手に立ち向かっていきたいと思います」

中木
「(勝てて)ほっとしました。今まで取りたい場面で落としてたので、勝ちを決め切れたのがうれしいです。小野寺さんがカバーしてくれたので、リラックスすることができました。今日は今日、明日は明日なので、区切りをつけて全力でこれからに挑みたいです」

~女子~
樋渡

「相手のレシーブがうまくて、攻めているのに負けている感じがしていました。相手の強いカウンターが怖かったです。2セット目を相手にとられてから3セット目に入るまでにペアで話をして戦略を変えたのですが、もっと早く変えていたら2セットまでで勝てていたと思います。ファイナルでは持ち味を発揮できたので良かったです」

岡田
「シングルスでリーグに出るのが初めてだったので緊張しましたが、負けてしまったけれど全力でプレーできました。2、3セット目では疲れのせいか足が動かなくなってしまいました。ダブルスはリラックスしてコートに入ることができました。でも、相手が前に出てきているのに無理に攻めたり決めようとしてしまったのが悪いところだったと思います。前の試合でシングルスをやっていたので力が安定していなかったように思います。次にまた2試合出ることになれば、両方勝てるように頑張りたいです」

伊藤
「初めてのリーグのため最初は緊張していて立て続けに点数をとられてしまいましたが、やっていくうちに雰囲気に慣れて自分のプレーが出せるようになりました。相手の身長が高く、スマッシュで打ってくると思ったので、自分からミスしないように気を付けていました」

山田コーチ
「まずは1勝したので、ここから波に乗れるかな? という感じです。安心はしていません。岡田さんがシングルスの練習をあまりしていなかったのに全力でプレーしたので、負けはしましたがチームに良い影響を与えたと思います。選手たちには、まっさらな状態でコートに入って、その時その時を意識してプレーしてほしいです。どこが勝ってもわからないので」