接戦ものにしリーグ戦初勝利!/関東大学1部リーグ戦

 接戦の末、慶大に勝利し今季リーグ戦初勝利を挙げた。中盤流れが悪くなり相手にリードを奪われた明大だったが、最終クォーターで巻き返し見事逆転することができた。

 スタメンは、佐藤(卓)主将(法4)、田村(政経4)、西川(情コミ2)、安藤(情コミ1)、皆川(営1)。

 試合開始後先制を決めたのは明大だった。その後も「慶応はディフェンスで当たって来るから、パスで回そうと思っていた」(佐藤(卓)主将)と言うように、細かくパスを回し田村、佐藤(卓)主将を中心に得点を重ねていく。26-11と明大が大幅にリードを奪い第1クォーターを終えた。
 第2クォーターは開始30秒、田村からのパスを受け安藤が3Pシュート。しかしそれからなかなか得点できない時間が続く。反対にファウルにより相手にフリースローを与えてしまい6失点。5分20秒、慶大の3Pシュートを決めるとベンチも盛り上がり一気に流れが向こうに傾いた。さらに伊藤(慶大)からのパスを家治(慶大)がしっかりと決め点差は9点差に。7分18秒、明大は目(政経2)のシュートでようやく入れ返したが、その後攻め切れず32-26と一気に点差を縮められて前半が終了。

 点差を再び広げたい後半。2分間は両チームともに得点が入らなかったが、ここで佐藤(卓)主将が正面からの3Pシュート。その後慶大もフリースロー、シュートが決まる。今度は田村がドライブで得点すると直後には中嶋(慶大)が加点。西川も田村が外したボールをゴール下で決める。4分50秒、慶大にシュートを決められると田村のファウルでフリースローを与え2失点。さらにはスティールから速攻を決められてしまった。気がつけばスコアは41-40の1点差に。5分半、ついにリードを奪われると連続でシュートを決められ点差を広げられていく明大。しかしこのままでは終われない。佐藤(卓)主将が連続で3Pシュートを決め明大が再び逆転に成功。だが相手のフリースローなどで失点し、スコアは47-50と今度は慶大リードのまま第3クォーターを終えた。

 最終クォーターからは「中盤でできなくなってしまったパスを意識した」(岸本・政経4)とオフェンスの立て直しを図る。岸本が交代で投入されると「(岸本が入って)ボールがよく回るようになった」(佐藤(卓)主将)と言うように、第2、3クォーターで重くなっていたパッシングが軽くなっていった。3分、細かいパスでつなぐと田村がディフェンスに阻まれながらもゴールを狙う。得点は決まらなかったがバスケットカウントを獲得に成功。これで再び同点に並ぶ。5分、慶大が攻撃中に岸本がリバウンドボールにすかさず反応しゴールへ走り加点。続いて三富(営3)がシュート。しかし相手もお返しと言わんばかりの3Pシュート。入れては返され、一進一退の攻防が続く。6分20秒、再び佐藤(卓)主将の3Pシュート、さらに田村と三富で得点を稼ぎ差をつけていく。残り40秒、中嶋(慶大)が3Pシュートを決めたがその後すぐ岸本がドライブで加点。最後は明大が落ち着いたパス回しで時間を稼ぎ69―62で試合終了。明大は接戦をものにし、見事リーグ戦初勝利を挙げた。

 明日は強豪・青学大との対戦だ。今季も新人戦、トーナメントと優勝しておりリーグ戦も優勝候補の筆頭であることは確実だ。しかし「去年から(相手の)メンバーは知っている。自分たちの戦えるところを出していきたい」(岸本)「明治はチャレンジャーなので全力でぶつかっていく」(佐藤(卓)主将)と選手たちの気合は十分。青学大相手にどんな試合を繰り広げるのか、1勝を手にした彼らの勢いあるゲームに期待だ。