開幕2連勝!桜美林大に粘り勝ち!/関東大学女子3部リーグ戦

開幕2連勝!桜美林大に粘り勝ち!/関東大学女子3部リーグ戦
 桜美林大に粘り勝ちしリーグ戦2連勝だ。序盤こそ思うような攻撃ができず、前半終了時点で30-45と大きく引き離されていた。しかし第3クォーターに一挙29点の猛攻で逆転に成功。そのまま81-77で桜美林大に勝利し、開幕2連勝と上々の出だしとなった。

 スタメンは内田(理工3)、工藤(国際3)、徳永(理工3)、小島(国際2)、野路(理工2)。先制点を取り、小島の3Pシュートで得点を積むとパスカットで相手の反撃の芽を摘む。しかし「出だしはファールを取られるなどが悪かった」(神井コーチ)と語るように残り6秒のところでファールを取られるなど、不用意なファールが多々目立った。第1クォーターは21-18とリードはしたものの、不穏な空気が漂い始めた。
 第2クォーターは第1クォーター終盤の嫌な流れを断ち切れなかった。ディフェンス面ではリバウンドやファールを取られたり、カットインによる失点を重ねる。またオフェンス面でもオフェンスリバウンドを取りこぼすなど、わずか9点しか得点できず。結局前半終わって45-30と試合の主導権を桜美林大に握られてしまった。

 しかし「第2クォーターの終わりから相手のスタミナが落ち始めていた」(内田)と第3クォーターから好機を迎える。工藤、徳永のシュートで点差を着実に縮める。さらに残り約1分のところで工藤がバスケットカウントワンスローを決めるなど29点の荒稼ぎ。59-60と残り1点差まで追い詰めた。
 そして迎えた最終第4クォーター。序盤に内田、小島の連続シュートで逆転に成功。中盤にはファールを誘い、パスカットも行うことで反撃ののろしを断つ。しかし相手も3Pシュートを決め、逆転するなど一進一退の攻防が続く。なかなか勝負を決められず、苦しい展開が続くが「せっかく追い付いたのだから加藤とみんなで気持ちを鼓舞した」(内田)と決して心は折れず、その時を待った。そして残り1分でいよいよ小島が同点となるシュートを決める。さらに工藤がパスカットし相手の攻撃の機会を奪うと、そのまま勝ち越しのシュート。最後は小島がファールを誘うと、その後のフリースローを2本ともしっかりとリングに沈め決着をつけた。明大は激戦を制し、81-77で桜美林大から勝ち星を上げた。

 「ひやひやした試合だった」(小島)。その言葉通り、一時は17点差まで点差を離された。また追い付いてからもなかなか相手を引き離せず、最後まで一瞬の油断も許されない緊迫した試合に。しかしそんな状況でも勝利を諦めず「自分たちのバスケ」を貫き勝利を手にした。これで開幕2戦連勝とスタートダッシュに成功。目標の第一歩である入れ替え戦出場への視界も良好だ。
 明日の対戦相手は昨年2部から降格した東海大。2部で戦っていただけに苦戦を強いられることは間違いない。だが「(東海大は)一番強いが勝てないわけではない。自分たちのバスケをすれば相手がどこであろうと大丈夫」(内田)と語気を強めた。開幕3連勝へ――選手たちは明日、強豪校に立ち向かう。

関連記事

RELATED ENTRIES