
防戦一方なるも有意義な引き分け/関東学生秋季1部リーグ戦
試合開始から東農大に攻め込まれ、度々失点の危惧が見受けられた。前半12分には東農大のスクープを通してしまい、自陣サークル内でフリーの状態に。しかし、すんでのところでその好機をそぎ、場面に沿った展開をする本学。しばらくの間は好機を計ることとなった。それから13分、16分とPC(ペナルティーコーナー)を獲得するが先制点のゆえんとはならなかった。その上、PC後のこぼれ球を東農大に奪取され、カウンターを食らってしまう。今回の試合で最も窮地となった前半の中盤以降。FWもディフェンスラインにまで下がり、守りの姿勢を示した。そして28分、ついに反撃。藤田(営4)が敵陣中央から放った縦のパスを、若槻(商4)がタッチシュートという形で軌道を変えてゴール。少ない見せ場の中から先制点をつかんだ。しかしその直後に東農大がPCを獲得。これをGKの荒川(政経4)が弾くが、こぼれ球で競り合った末に荒川がゴール前に構えていない場面をつくってしまった。そのピンチを岡崎(理工1)が捨て身で死守。前半を無失点で折り返した。
後半も防戦を強いられた本学。開始から両サイドを使った強襲に対応する。だが、後半10分の左サイド奥から自陣中央に向かうパスに反応できずに失点。同点とされてしまった。さらにその2分後にまたしてもPCの機会を与えてしまう。これを辛くも防いで応戦の構えを見せる本学。「明治は右サイドが基本」(小池コーチ)と、松尾(政経2)へのパスが立て続けに3本通ったものの東農大DF陣の堅い守りに阻まれた。また、相手のミスからボールを奪うも得点にはできず、お互いに煮え切らない時間を経た。終盤に近づくにつれ、両者とも動きに疲れが表れ始めた。体ごと相手に当たり、スティックが手元から離れるほど激しい守備。攻撃面でも積極的な縦パスを試みた。最後までフィールド全体での一進一退の攻防を繰り広げたが、双方追加点をものにできず試合終了。
結果的には引き分けであったが「バテ気味で自分たちのホッケーができなかった」(吉仲主将・法4)と冷静に自己分析にできていた今回。東日本学生選手権でついた「勝ち癖」(小池コーチ)という要素もチームを成長させている。次の相手は山梨学大、優勝候補筆頭の強豪である。先の大会で見事下したが、決して気を緩めてはならない相手である。その強さゆえに、本学の真価が問われる重要な試合となることだろう。
日付 | 対戦相手 | 開始時間 | 場所 | スコア |
---|---|---|---|---|
9・11 | 東農大 | 13:00~ | 駿河台大グラウンド | △1-1 |
9・18 | 山梨学大 | 14:45~ | 法大多摩グラウンド | |
10・15 | 学習院大 | 14:45~ | 慶大日吉グラウンド | |
11・6 | 順位決定戦 | 未定 | 慶大日吉グラウンド | |
11・13 | 順位決定戦 | 未定 | 慶大日吉グラウンド |
関連記事
RELATED ENTRIES