勢いに乗ることができず東海大に敗戦/関東学生秋季リーグ戦
「ディフェンスは調子が良かったがオフェンスはうまくいかなかった。相手に研究されてきて点が取れなくなってきている」(糸・商4)と苦笑いで語った。前半戦は糸の言葉が表すように、キーパー・糸のナイスセーブ、ディフェンス時にはカバーリングができており、ディフェンスがよく機能した。それにも関わらず“ディフェンスからの速攻”という明大の形がうまくかみ合わず、オフェンスでのミスが目立ってしまう。前半戦でオフェンスのミスがなければより多くの点差をつけて後半戦を迎えられたに違いない。
後半開始早々に2得点を挙げ相手を突き放し試合を有利に進めていくのかと思えた。しかしそれもつかの間、直後に4点を奪われ流れが相手へと傾く。明大も粘りを見せていたが決定的なチャンスを逃してしまい流れは完全に相手のペースに。気付けば5点差をつけられてしまっていた。ラスト10分では息を吹き返しポストの大倉(商2)が池辺(政経2)とのコンビネーションで得点するなど果敢に攻め込むが、5点差を埋めることは厳しく敗れてしまった。
「今回の試合の敗因は何か?」。選手、監督が一同に答えていたのは池辺が徹底マークされてしまった時にどう動くかを考えていなかったこと。池辺は春季リーグでは得点王に輝き、今季でも毎試合2桁得点挙げており秋季も得点王、というペースで活躍。明大のオフェンスの中心であることは間違いない。そのため、池辺は相手から徹底的なマークを受けてしまい、試合終盤にはその疲れのためか足が止まってしまうシーンも多く見られた。「リーグ戦はまだまだ厳しい戦いが続くし、今日浮き彫りになった課題を来週までにしっかり修正していきたい」(松本監督)。
リーグ戦は長く、何が起こるか分からない。優勝のためにも次週の立大、筑波大戦の2試合はどちらも勝利してほしい。
~試合後のコメント~
松本監督
「今日はミスが多かった。昨日良かった速攻も、池辺がマークされた時の対応ができなかった。攻守ともに追い付けたのに、焦りからプレーが雑になってしまった。リーグ戦はまだまだ厳しい戦いが続くし、今日浮き彫りになった課題を来週までにしっかり修正していきたい」。
糸
「久々にスタメンで緊張した。ディフェンスは調子が良かった。が、オフェンスはうまくいかなかった。点を取れないとしょうがない。相手に研究されてきて点が取れなくなっている。昨年からオフェンスの強化を目指しているが、うまくいってない。自分は(シュートを)止めることが仕事。守れても点が入らないと勝てないので、オフェンスを修正して勝たないと。シーソーゲームだと気持ちがブレるので、負けないように声を出して自分を鼓舞している。今日の負けは悔しい。次は絶対に勝つ」。
小澤(法2)
「ディフェンスは前半は良く、監督の指示通りにサイドも守れていた。ただ自分が後半にノーマークの速攻で点を取れなくて、相手に流れを与えてしまった。この1週間で修正して次に臨みたい。あと池辺が疲れてくると速攻が詰まってしまう。この1週間で速攻をどうするかも考えたい」。
池辺
「今日の試合では自分に対するマークが徹底されていた。それで普段の練習でやっていたことができずにチームが焦ってしまってミスが増えた。自分がマークされたときにどうするかを次の試合までに修正したい」。
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