2年連続で7位に終わる/東日本学生リーグ戦

2011.09.06
 6月5日に両国国技館で行われた、東日本学生相撲選手権大会で1部残留を果たした明大。この大会では、1部残留はもちろんのこと、一つでも上の順位が求められたが、昨年と同じ、7位という結果に終わった。

 初戦は日体大。2―7と敗れはしたものの、二陣・秋山(政経4)と三陣・小山(政経1)が白星を挙げ、強豪相手に好試合を展開した。選手一人一人が諦めずに戦う姿勢を見せるなど、次の取り組みにおける団体での勝利に期待を持たせる結果となった。

 しかし、2回戦では王者日大に0-9のストレートで敗れる。その後も、東洋大には2―7、東農大には1-8で敗れ、上位校との力の差を見せつけられた。東洋大戦では大将・武藤主将(営4)が豪快に“居反り”を決めるなど、善戦したが、団体の勝ちにはつながらず、一時は2部との入れ替え戦へ進むことも危ぶまれた。

 暗雲が立ち込める中、5回戦の専大との一戦に臨んだが、先鋒の長谷川(政経3)が粘りの相撲から押し倒しで白星を挙げ、この不安を払拭(ふっしょく)した。副将・西浦(政経1)、大将・武藤主将が敗れはしたが、6-3で専大を下し、1部残留を手にした。

 6回戦の中大、7回戦の拓大には敗れはしたものの「インカレまで1カ月ちょっとだが、チームとしてレベルアップを図りたい」と守重監督は前向きに語った。武藤主将も「チーム力は上がってきたが、リーグ戦は全体が強くないと勝てない。上級生の頑張りが必要」と落ち込む様子は見せず、冷静に取材に応じてくれた。11月のインカレまでは限られた時間しかないが、やれることはたくさんある。インカレでの躍進に向かって、戦士たちは力強く歩み出した。