筑波大にストレート勝ちし、好スタートを切る/関東学生秋季1部リーグ戦

2011.09.05
 13年ぶりのグランドスラム(春・秋季リーグ、インカレの3冠)が懸かる今大会。さらに昨秋は早大に秋季リーグ6連覇を阻止されているだけに優勝は至上命題だ。初戦の相手は3季ぶりに1部復帰を果たした格下・筑波大。快勝しチームに良い流れを作りたい。

 1番手の平野(商1)に対するはカットマンの倉橋(筑波大)。「リーグ戦前に別の試合でカットマンに負けていたので気合が入っていた」という平野は、倉橋を3―0のストレートで退け、最後のリーグ戦となる2番手甲斐(営4)にバトンを渡す。

 しかし、代わった甲斐が筑波大の主将・藤本を相手に苦戦を強いられる。僅差で甲斐が1セット目を先取したものの、その後は互いに1セットずつを取り合う展開に。ゲームはフルセットにまでもつれ込むが、それでも最後は7―10からの逆転勝ちを収め、何とか最上級生の意地を見せた。

 そして続く3番手・神(政経1)が神山(筑波大)を難なく3―0で下すと、最後は今季の団体インカレで優勝を決めた水谷(隼)主将(政経4)・平野ペアが貫録のストレート勝ち。リーグ初戦を見事白星で飾った。

 明日の対戦カードは2008年秋以来の1部昇格となる法大と春季リーグ戦で宿敵・早大を下すという番狂わせを演じた埼玉工大。どちらも格下だが油断は禁物だ。「受け身にならず挑戦者の気持ちで」(神)二つの白星をつかみ取りたい。

☆試合後のコメント☆
・水谷(隼)主将
「(夏休みの間は)コンビネーションよりもサーブやレシーブといった個々の力を高めてきた。競った方が試合もできるし、慌てずに対応もできていたので良かった。課題としては攻める時と守る時をはっきりさせてチャンスボールを与えないこと。良かった点は競った時に先に点を取れたこと」。

・甲斐
「今日の試合は調子が悪いとかそういうことではなく、自分が思った通りに体がついてこない、自分の思い通りのプレーができなかった。そういう感じです。とりあえず勝ってチームに貢献したい」。

・神
「(圧勝は)自分のプレーをした結果。自分に限らず、今日の試合はみんな自分のプレーができたと思う。(1部に上がってきた)法大の注目は鹿屋選手。明日も受け身にならずに挑戦者の気持ちでいきたい。リーグ戦はインカレと比べて応援の人数が多いのでその分期待に応えようという気持ちで頑張れる」。

・平野
「思い切って試合に臨めたという点で、水谷(隼)主将の存在は心強い。カットマン自体に苦手意識はないが、リーグ戦前に別の試合でカットマンに負けていたので今回は気合が入っていた。ただ、実際戦ってみると思ったより緊張せずプレーすることができた。(3冠へのプレッシャーは)4年生がチームをまとめてくれているのであまりなく、逆に自信が持てている。今後も相手はチャレンジャーとして向かってくると思うが、明治の貫録を見せたい」。

◎応援にいこう!!
Next game 
◆9・6 法大戦:10:00~ 埼玉工大戦:15:00~
≫会場アクセス
・墨田区総合体育館
――JR総武快速・緩行線/東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」北口より徒歩3分

※入場料無料