まさかの入賞者なしに終わる/全日本学生選手権
〔フリースタイル〕
▼55kg級
鈴木(優・政経2)――ベスト8
大山(商1)――1回戦敗退
梶村(文1)――1回戦敗退
▼60kg級
加藤(営4)――ベスト16
鈴木(将・農4)――ベスト16
早見(理工4)――3回戦敗退
岡田(文3)――2回戦敗退
奥村(法3)――2回戦敗退
浅田(営2)――2回戦敗退
▼66kg級
相澤(農4)――2回戦敗退
笠岡(農3)――3回戦敗退
吉川(商3)――2回戦敗退

期待された相澤(青)だったが……
森田(農2)――1回戦敗退
遠藤(営1)――2回戦敗退
▼74kg級
坂本(法2)――1回戦敗退
鈴木(諒・営2)――1回戦敗退
土屋(営1)――3回戦敗退
▼84kg級
白石(政経1)――ベスト16
▼96kg級
徳山主将(理工4)――ベスト8
松本(営3)――1回戦敗退
西岡(文2)――1回戦敗退
但馬(法1)――ベスト16
▼120kg級
渡邊(政経3)――ベスト16
〔グレコローマンスタイル〕
▼60kg級
鈴木(将)――ベスト8
森田――ベスト8
▼66kg級
笠岡(農3)――棄権
遠藤(営1)――ベスト16
▼84kg級
徳山主将――1回戦敗退
▼96kg級
西岡――1回戦敗退
▼120kg級
渡邊――ベスト8
〔女子〕
▼48kg級
加賀(商2)――1回戦敗退
▼51kg級
鈴木(麻・農1)――棄権
8月28日から4日間駒沢体育館において全日本学生選手権が行われた。両スタイル、女子も合わせて32人が出場した明治だが最高成績はベスト8。まさかの“入賞者なし”に終わってしまった。
もう1人ベスト8に入ったのは鈴木(将)。「身体はいつもより動いていたけど、ポイントを取り切れず相手に逃げられた。強引に行って技をかけられた。もっと慎重にいけばよかった」と試合を振り返った。そして、鈴木(将)にとってはこれが最後のインカレとなる。「結果を残せなかった。情けない」と語り、悔しさをにじませたが全日本大学グレコローマン選手権、全日本大学選手権でその思いを晴らしてくれるだろう。
フリースタイルで目立ったのは加藤。「ガキのころからレスリングをしてきたけど、これが最後の試合だ、くらいの気持ちで優勝を目指していた。悔しい」と悔しさをあらわにしたがベスト16に入り意地を見せた。これまでケガなどであまり試合に出場できなかった加藤に試合前、兄であり、昨年度の主将である加藤大志朗氏(平23営卒)から「(試合に)出ることがうれしい。楽しんでこいよ」というメールが送られてきた。「兄貴がいなかったら明治に来ていなかった。兄貴も頑張っていたし自分も最後頑張ろうと思った」と背中を追い続けてきた兄からのメールに心を奮い立たせた。3回戦までは難なく勝ち上がり、迎えた4回戦。相手はフリースタイル60kg級2連覇中の石田(早大)だった。第1ピリオドを0-1とわずかな差で落とし、第2ピリオドは0-6と大差をつけられた。それでも結局この大会を制し3連覇を果たした石田からもう少しでポイントを奪える場面を何度もつくった加藤。「ガタイがもう少し良かったらもっといけた」と手応えをつかんだ。鈴木(将)同様に今後の大会での活躍に大きな期待が懸かる。
これまであまり目立たなかった選手が結果を残した今大会。しかしベスト8が最高成績では物足りない。「惨敗!」(多賀総監督)だ。徳山主将は「毎年入賞者を出していたのに途切れてしまった。主将として成績を残さなきゃいけなかった。チーム、先輩方に申し訳ない」と厳しい表情で語った。「覇気が足りない」(多賀総監督)「“勝とう”という気持ちが足りない」(岩山監督)とチームは厳しい状況にある。10月に行われる全日本大学グレコローマン選手権までになんとか立て直しを図らなくてはならない。
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