(4)チームの団結高め、全日本へ!!

2011.08.23
 (4)チームの団結高め、全日本へ!!

 苦しい状況ながらも全日本学生選手権2部校予選会を通過し、全日本学生選手権への切符を手にした男子団体チーム。1、2年生だけで構成された若いチームが、全国相手に立ち向かう。

初陣は悔しい結果に

 「正直ぼろぼろでしたね」(湯浅)。飯田(政経3)がケガによりチームを離れ、下級生のみで挑んだ予選会の結果は4位。全日本出場権は獲
得したものの、満足した表情を見せる選手はいない。「ミスした時にチームを引き締めてくれる存在がいなかった」(佐藤)とミスが続く悪い流れを断ち切れず、悔しさの残る演技となってしまった。

進化を見せるチーム

 予選会を振り返って痛感したことは「練習不足」。そこで今までよりも通し練習の数を増やし、1日の中で多くの種目に触れる機会を週に1度はつくるようにした。ひたすら演技を通すことで「どんな体の調子でも自分の演技をできる」(高木)ことを目指していく。さらには練習時からチームで一緒にいる時間を増やし、試合本番での流れをより意識するようになった。

 

 また、練習に対する姿勢の変化がチームのまとまりを生んだ。今まで上級生がセッティングしていた反省会を下級生から積極的に行うように。「下級生で主体的に動くようになった」(育野)と一人一人がチームの一員であるという意識を高めた。

いざ全日本の舞台へ

 「完成度が上がっている」(佐藤)と着実な歩みを実感するチーム。自信を持って臨む全日本学生選手権は「今後1部昇格を目指す上で大事な足掛かりとなる大会」(池田主将)だ。「納得のいく演技ができればおのずと結果は付いてくると思う」(高木)。自分たちの演技を貫き、予選会のリベンジなるか。若きチームが全日本の舞台に今、挑戦する。