
ルーキー金井、堂々の走りで見事優勝/全日本学生RCS第4戦
9月に開催されるインカレへ向けてさらなる弾みをつけたい本学。湾岸クリテリウムには麦倉、金井、市山、西沢、鈴木の5選手が出場した。中でもクラス2Aでは圧倒的な力を見せつけ、ルーキー金井が見事なレース展開を繰り広げる。結果的に金井は表彰台の最上段を勝ち取り、それに続いて市山も3位入賞を果たした。
街中に作られた短いコースを何度も周回するロードレースであるクリテリウム。1日目に出場したのはルーキーの麦倉だ。トップバッターとしていい滑り出しを見せたのもつかの間、スタート500mでパンクという予期せぬ事態が麦倉を襲う。そこから集団に復帰するも、パンクが響き後方からの追い上げを図ることができない。完走はしたものの、結果としては無念の16位。「パンクでモチベーションが下がってしまった」(麦倉)と不測の事態に悔しさをにじませた。
2日目、まずクラス2Aに期待のルーキー金井と市山が挑む。ハイレベルなレース展開の中、金井は序盤から先頭集団に食い込む。ラストには図ったようにゴールスプリントをかけ圧巻の1位。ラップタイム1分08秒と1年生ながら驚異の数字を見せた。金井に刺激を受けた市山も見事に3位に入賞した。
次に行われたクラス2Bでは、ヨーロッパ遠征の切符のためにロードレース・カップ・シリーズのポイントを重ねておきたい西沢とルーキーの鈴木が出場した。西沢は終盤、先頭集団で激しい争いを繰り広げる。しかし、先頭で長く集団を引っ張っていたことで疲れを見せてしまい、他の選手たちにスプリントをかけられ一歩及ばず表彰台には届かなかった。一方の鈴木も前半レースの状況を見ながら走り続けるも、そこで足を使い過ぎてしまい7位に終わってしまった。
インカレを9月に控える明大自転車部。急きょ変わった高山監督体制の下でどんな活躍を見せてくれるか。大きな期待を一身に背負って選手たちはインカレを見据える。
☆試合後のコメント☆
西沢
「メンバー的に見ても勝てる試合だった。まだまだ弱く、積極性がないと実感した。不本意な形で先頭に出てしまい、無駄な体力を使ってしまった。その結果最終コーナーの前で疲れてしまった。シリーズのポイントが懸かっていて、取れないとヨーロッパ遠征に声が掛からないので意識していた。当面の目標はインカレで3位入賞すること。自分が得点源になれるよう頑張りたい」
鈴木
「前半はレースの様子を見ていたが、そこで脚を使い過ぎた。西沢さんとの連携が取れなかった。クリテリウムは何度か経験したが、今回は砂利が多くて落車の危険があった。でも恐怖心を持つとどうにもならないので、それに注意した。(来週行われる)白馬は通過点で、インカレが一番の目標」
麦倉
「スタートでパンクしてしまいモチベーションが下がってしまった。コーナーで遅くなる分立ち上がりで力を使うので、落車が危険だった。心拍数よりも筋力面に課題がある。埼玉のクリテリウムではクラス2に上がりたい」
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