
わずかなチャンス生かし準決勝進出/総理大臣杯
前半立ち上がりから相手・桃山学大は速いパス回しで明治ゴールに迫る。それでも高木(文4)のセーブや相手のミスにも助けられ、前半を0-0で折り返した。
どうしても勝ち上がるための1点が欲しい後半だが、序盤はなかなか前半の悪い流れを断ち切ることができない。それでもMF田中(恵・営4)のセンタリングから作り出したチャンスなどで息を吹き返しつつあった明大は、だんだんとボールを回せるようになる。12分にはMF矢田(法2)が前線にパスを送るもこれはキーパー正面。得点につなげることはできなかった。直後には神川監督が選手を鼓舞。「踏ん張れ!足を動かして前に走って!」。そんな監督の言葉が届いたのか、35分、MF岩渕(文3)が落としたボールをゴール前に走り込んだMF梅内(政経2)が押し込んで待望の先制点を得ることに成功する。その後は桃山学大の攻撃に苦しめられるも、必死の全員守備で乗り切った明大が勝利を上げた。
なかなか自分たちのペースで進めることができない試合ではあったが、このような中で勝つことは「100回の練習より効果がある」(神川監督)と言うように、「このあと勝ち進んでいく上で選手たちにとっても自信につながる」(神川監督)ことは間違いない。一方で「ここまでくるとロースコアな戦いになる」(梅内)と語るように、相手がどこになっても厳しい試合になることは否定できない。
☆試合後のコメント☆
神川監督
「自分たちのサッカーを構築するので精一杯。なかなかリズムに乗れない中でこういう勝利は大きい。今日は内容は問わない。勝つためだけのサッカー。でも今までそういうところが抜けていた。一人で目立とうとする人もいなかった。次はいい会場でできる。勝たないと次がないけど、彼ら選手がやればいいこと。これは彼らの試合だから。僕はいるだけでいい」。
梅内
「中1日でこういうコンディションの中、あってもチャンスは一回だと思っていた。そこでちゃんと決められたので良かった。途中からでも自分が決めてやろうと思っていた。なんて言ったらいいのか分からないほどうれしかった。あとはDFが耐えてくれた。もう1点取りにいくというよりは、失点しないようにやっていた。ここまでいくと厳しい試合になることは分かっている」。
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